過去ログ
前部室過去ログ(2001)
前部室過去ログ 2001/01/01 ─ 2001/12/31
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[118] 庄司少佐の画像
>U99さん
>友永中佐が発明した潜水艦の「自動懸吊装置」について
友永中佐が東大出身の造船専門家で、日本海軍潜水艦造船設計のホープだったことは存じておりますが、「自動懸吊装置」まではわかりません。自決前に秘密文書を海中に投じたそうなので、もしやその中に・・・。
友永中佐といっしょだった庄司中佐の少佐時代に、ドイツ人画家が描いた肖像画があるそうです。>バグさん
水葬は潜水艦に限らず艦船すべてのようです。宇宙船艦ヤマトでも水葬(正しくは宇宙葬かな?)をやっていました(笑)。
「眼下の敵」は、米駆逐艦とUボートの戦いで、「Das Boot」とは異なりますのでご安心を。
駆逐艦艦長役のロバート・ミッチャム、Uボート艦長役のクルト・ユルゲンスは、この映画の数年後公開された「史上最大の作戦」で、どちらも将軍に出世して登場しています(笑)。>玖珠さん
はじめまして。
>Uボートは1/6サイズになったとしても
1/35でUボートとブンカーがセットで販売されていました。確か6万円か8万円くらいだったと思います。それでもかなり大きかったですよ。>gonrokuさん
2月25日東京ビッグサイトで行われたGAMSにおいて、谷中草子さんのコーナーで、1/6のドイツ海軍制服を展示してありました。また、カスタムワールドのコーナーでは、コート・パンツ共に牛皮製のUボート艦長が展示してありました。 -
[117] 私の士気
>U99さん
>にもかかわらず、彼らが最後まで闘い続けたのはなぜでしょうか。愛国心?忠誠心?それとも名誉欲?問いはさらに続く・・・・。
これは、「士気」に関する個人的意見なんですが、
たとえば自分がその時代に生きていたら、陸・海・空のうち、陸と比べると海(空もかな?)のほうが士気は「保てた」ような気がします。というのは、戦死を目のあたりするのと、海へ出た彼がもう戻ってこないと感じるのとでは、死の受け止め方が違いますよね。やはり、負傷して苦しむ人を見るのも、転がった死体を見るのも恐いです。「クソーッ」と言って士気が高まることもあるでしょうが、自分の身に…なんて考えたら容易に想像出来そうなので士気も落ちます。時代風潮によって受け止め方も違うし、海軍の人を単純視するつもりはありませんが、私なら、僚艦の損失を聞いて落ちこむ日があっても、なんとか無事帰港できたら数十日後また勇ましく出撃できたと思います。これはなんでしょう?「仕事」に対する誇りでしょうか?
潜水艦は特に本当の意味での「生か死か」ですからね。「負傷したので戦線離脱」なんてあまり聞きませんよね。やはり二つにひとつとなると人間強くなるものなのでしょうか。
あれ?なんかブルーになってしまいました。すみません。
士気についておもしろい話がありました。
作家阿川広弘之さんの著書「海軍こぼれ話」で、前線でどれだけ日本人が苦労しているかを士気昂揚のためにうたって大ヒットした『泥水すすり草をかみ』を、アメリカ将校が「兵站補給がうまく行ってないことを歌うと、何故日本人の士気は昂揚するのか?」と、どうしても理解できなかったそうです。やはりこれはお国柄でしょうか(笑)>玖珠さん
>革は扱いにくそうですが、どうなんでしょう。なんか縫いにくそうに思えますが。
想像を絶する闘いでした(笑)。直線(といっても脇ぐらいですが)のところはミシンで出来るんですが、細かいところは、7cmの針をペンチで突き刺し、引き抜き..格闘してました。
>こういうところが、海軍ものが陸軍もの(フィギュアとか)より人気の無い原因でしょうか。
確かに。ヒゲ付きのフィギュアなんてあまりないですからね。cotswold、よくぞやってくれました!という感じです。
>私もユルゲン艦長は秋葉原のNovumで購入しました。私は西日本在住なので、ネット通販で。
店の名前は覚えてないんですが、地図で見ると秋葉原の改札出てすぐのとこですよね。
私もそこで購入しました(笑)。とても親切に応対してくれました。
>パグさん<、お勧めです>たぬき太郎さん
はじめまして。
>こちらはソビエト赤軍合唱団のCDに
>収録さているものと同一曲を使用したようです。
なるほど、ソビエト赤軍合唱団ですか、イギリス云々でばかり探してたから突き当たらなかったわけですね。情報ありがとうございました。
ではでは。 -
[116] ティぺラリーソング
こちらはソビエト赤軍合唱団のCDに
収録さているものと同一曲を使用したようです。全2分40秒ほどの曲で、劇中では50秒ほど使用
ヨハンがスピーカを見上げるシーンはロシア語の
独唱です。その後合唱に変わります。 -
[115] 博物館
>U99さん、初めまして。インフルエンザですか、大事にしてください。私の会社の人はそれから中耳炎を併発して辛そうでしたから。
シュパイヤー(前回シェパイヤーと書いたのは間違いでした。すみません。本の目次のところが誤植だったのです。)技術博物館Technik Museum Speyerに展示されているUボートはゼーフント、ビーバーと、U−9(205型)とのことで、ビーバー以外は戦後のものです(ちょっと残念ですが)。シュパイヤーはライン川沿いです。ハイデルベルクの西の方。潜水艦以外にもメッサーシュミットやユンカース等、飛行機や車などが展示されているようです。本物の旅客機を串刺しに展示して、そこから滑り台なんかがつけてある! ヴィンテージ・カーマニアの集いが作った博物館だそうで、ここの兄貴分のジンスハイム自動車&技術博物館は戦闘機や消防車、戦車なんかが、戦中、戦後入り乱れてゴロゴロと展示されているようです。
http://www.technik-museum.de
本は東京書籍、1800円(税別)です。>gonrokuさん
ズボンは本革ですか、いいですね。ジャケットがUPされるのが楽しみです。革は扱いにくそうですが、どうなんでしょう。なんか縫いにくそうに思えますが。
艦長を見てますと服装が哨戒中だし、双眼鏡も持っているし、是非ともUボートの艦橋に立たせたくなってしまいます。1/6の戦車は出たのになと思いましたが、Uボートは1/6サイズになったとしても、10mは越す・・・、かなりデカイですね。こういうところが、海軍ものが陸軍もの(フィギュアとか)より人気の無い原因でしょうか。
私もユルゲン艦長は秋葉原のNovumで購入しました。私は西日本在住なので、ネット通販で。
パグさん、このお店の応対は感じ良かったですよ(メールの遣り取りしかしてませんが)。無事ユルゲン艦長も届きましたし。 -
[114] Re:海に葬るのですね
Ich habe die verdammte Grippe!
皆さん、おはようございます。いやーすっかりインフルエンザにかかってしまい、今日はお勤めごめんです。で、こんな時間にこれを書いている次第です。パグさん、はじめまして。
>艦内の空間的にも、陸まで乗せて帰るなど無理ですよね。でも、仲間をこの葬礼で送るのは、いくら勇猛で鳴らすUボート乗りでも、精神的にまいってしまうでしょうね。
戦死者の遺体の返還と軍隊の士気の関係。なるほど、面白い研究テーマになりそうです。ドイツ軍は陸軍でも、戦死した場合はその地に土葬にしたようです。一般的に、戦争状態の時は遺体を持ち帰るほどの余裕がないし、疫病の蔓延を防ぐためにも、敵のものでも味方のものでもすぐに遺体は何らかの形で処分してしまうのです。それが陸軍では土葬、海軍の場合は海の上にある時は水葬です(空軍は「空葬」?そんなわけないでしょうねぇ)。
しかし、アメリカなどは一旦土葬にした遺体を後年再度掘り起こして、遺族のもとへ帰すということも行っているようです(もちろん水葬の場合は無理です)。こうしたことが士気にどれだけ影響するのか。
ここでこのテーマとちょっと似たような例を出しますと、世界一優秀と言われるイスラエルの情報機関「モサド」(いわゆるスパイ機関)は、敵国に潜入して処刑された場合でも、その情報部員の遺体を取り返すことを至上命題の一つとしているようです。それは、どんな形になろうとも、家族の元へ還すということが部員の士気の高揚につながり、その能力を維持するための重要なファクターになっているためだそうです。
それにしてもUボート部隊の士気の高さには呆れるばかりです。普通、軍隊は30%の損害を出すと物理的、精神的に戦闘力を失うと言われていますが、彼らの損害は実に75%、しかもこれは戦争全期を通じてのものであり、「やられっぱなし」の大戦後期にはこれ以上の損耗率になっていたはずです。戦史上、単一の兵科でこれほどの損害を出したものは他に存在しません。にもかかわらず、彼らが最後まで闘い続けたのはなぜでしょうか。愛国心?忠誠心?それとも名誉欲?問いはさらに続く・・・・。玖珠さん、はじめまして。
>先日購入した「とってもドイツ博物館めぐり」という本に、Uボート博物館が載っていました。シェパイヤー、ブレーマーハーフェン、ラボーの3ヶ所が写真入りで紹介されてました。ミュージアムグッズも紹介されててなかなか面白いです。
情報ありがとうございます。シェパイヤーの博物館というのは初耳です。そもそも「シェパイヤー」ってどこでしょう?ついでに何型のUボートがその博物館に展示・保管されているのかなど教えていただけるとありがたいのですが。クボヒロさん。
>U−234で自決した友永英夫中佐、庄司元三中佐も、水葬礼が執り行われました。
友永中佐が発明した潜水艦の「自動懸吊装置」について、その詳しい技術内容についてご存知ありませんか?吉村昭の「深海の使者」をはじめ、私の知る限り、ほとんど簡単な説明で終わっているものばかりです。ある程度専門的な記述のある資料などありませんでしょうか?gonrokuさん。
>ところで、軍事アドバイザーK氏の言う「他の部分の誤り」とは具体的にどこなんでしょう?
まだ聞いていません。次回までの宿題ということでご勘弁を。
オッと、また長く書いてしまいました。それではまた。風邪も治さないと。皆さんもご自愛ください。 -
[113] 海に葬るのですね
<クボヒロさん、はじめまして、こんにちは。
水葬なのですね。教えて下さってありがとうございます。
艦内の空間的にも、陸まで乗せて帰るなど無理ですよね。でも、仲間をこの葬礼で送るのは、いくら勇猛で鳴らすUボート乗りでも、精神的にまいってしまうでしょうね。
『眼下の敵』も、みたいと思います。でも、最後に水葬のシーンということは、こちらも、『Das Boot』のように、みた後に、気持ちが沈む映画なのでしょうか...。>gonrokuさん、こんにちは。
ユルゲン艦長人形(こんな呼び方、いけませんね)の情報ありがとうございます!!。さっきこちらの、お店に問い合わせをしてみました。「取り寄せで、一ヶ月」ということでした。注文には、踏み切れなかったのですが、今度一度秋葉原まで、足を伸ばそうと思っています。 -
[112] 『Uボート』TV放映です
UボートがTV放映されます。
2/24 深夜26:10〜(正確には25日午前2:10〜)TBSで放映されます。〜4:05ということなので1時間55分..。いったい何版をどれくらいカットするつもりなんだ?二ヶ国語ということなので声優は誰なのか、どう訳されるのか楽しみですね。>玖珠さん
>ところで、あの鼠色の革のズボンは革製なんですか?
革製です。牛革なんですが、生地が厚くて苦労しました(笑)。生地の質からいって豚革にしたかったんですが、グレーの豚革が手に入らずに断念(涙)。
あまった革で、Uボートジャケットも作ってしまいました。(映画の中ではフレンセンが着てるやつですね)
私自身本物を見たことがないので「それらしく」をモットーに..。
近いうちにUPします(笑)。
>ドラゴンのビットマンが付けてた柏葉付騎士十字章を付けて、花束抱えさせて、帰投したところという感じで飾っています。
なるほど、花束ですか。気付きませんでした。なぜかバトルドレスに良く似合いますね。>バグさん
>ユルゲン艦長、私も欲しいのですが、近所には、売ってないのです。やっぱり、都内でしょうか。
私は秋葉原で見つけました。あまり置いてる所は少ないようです。
ネット検索したところ、
http://www.novum.co.jp/
ここでU-boat commanderが買えるかわかりませんが、cotswoldは「soon」と表示されているので、近いうちに通販など出来るのでは?>U99さん
>正しかったのは、
>「U-ボート977」295ページ目の記述(朝日ソノラマ、ハインツ・シェッファー著、横川文雄訳)
>一方、間違っていたのは、
>「大図解・世界の潜水艦」6ページ目の記述(グリーンアロー出版社、坂本明著)
>「ドイツ海軍・Uボート戦記」7ページ目の記述(デルタ出版、グランドパワー1999年6月号、秋田美秋写真解説)でした。
お手数かけました。ありがとうございます。
なるほど、私は後者の二冊しか確認してなかったので、やはりあのトップ艦長はヤラセなのかと思ってました。ドイツ週間ニュースは勇ましすぎるし(笑)。ヤラセと思いたくはないんですけどね(苦笑)。
ところで、軍事アドバイザーK氏の言う「他の部分の誤り」とは具体的にどこなんでしょう?
トントン拍子のストーリーには突っ込みを入れたくなるんですが、技術的な部分ではよく分からないもので、、ではでは
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[111] 対空潜望鏡の真実
皆さんこんばんわ。
対空潜望鏡に関する回答をこのたびK氏より頂きました。結論から言うと、「U-571」の冒頭の敵商船攻撃シーンは正しいということでした(ただし、他の部分に誤りが多いとのこと)。つまり私の発言は誤りであったということです。ここに訂正してお詫びします。K氏の回答は具体的には次のとおりです。
1 対空潜望鏡にも攻撃用潜望鏡と同じレティクルが刻まれていた。
2 対空潜望鏡はレンズが大きい分、集光性が高く、そのため夜間ある いは薄明時の攻撃用としても使用された。
3 宣伝用の記録映像では昼間でも対空潜望鏡を使用して「攻撃」して いるが、これは発令所での映像がよりスペクタクル性が増すためで あり、ゆえに演出である。
以上です。私が前回書き込んだ「相互に矛盾する記述が混在している」との部分を具体的に挙げますと、
正しかったのは、「U-ボート977」295ページ目の記述(朝日ソノラマ、ハインツ・シェッファー著、横川文雄訳)
一方、間違っていたのは、
「大図解・世界の潜水艦」6ページ目の記述(グリーンアロー出版社、坂本明著)
「ドイツ海軍・Uボート戦記」7ページ目の記述(デルタ出版、グランドパワー1999年6月号、秋田美秋写真解説)
でした。
ここまできて今度は、後二者がなぜ、このような記述をしたのかに興味が湧いてきました。彼らも何らかの第一次、あるいは第二次資料を参考にしているはずだからです。それは何か(またネチネチと)。
それではまた。 -
[110] 水葬
>バグさん、はじめまして。
>質問なのですが、出撃中、Uボート艦内で、死亡者が出た場合、遺体は、ちゃんと遺族のもとへ、送還されていたのでしょうか。
作戦中戦死した場合は、その艦で水葬を行っています。
U−234で自決した友永英夫中佐、庄司元三中佐も、水葬礼が執り行われました。
映画「眼下の敵」の最後に、水葬の儀式のシーンがあります。 -
[109] Re:地底怪獣?
>自己レス
>書き込んでから、はて?と思って、原書房の…
>エーリッヒ・トップ艦長(だと思いますが)…
>撮影用?まさかね。
>潜望鏡を覗き込んだ次のシーンでも目盛がつ…
gonrokuさん。対空潜望鏡で攻撃を行うか否か、そのレンズに計測用目盛つまりレティクルが付いているか否かに関して疑問をお持ちのようですね。これを契機に私もきちんと勉強させてもらました。
そもそも私自身、VII型の対空潜望鏡を実際に覗き込んだわけではないですから(XXI型のものならあるのですが)、以前の発言は過去の読書の記憶に基づくものです。それに再度当たってみようとUボートに関する文献をひっくり返した結果、相互に矛盾する記述が混在していることが分かり、現段階では、なんとも言えないというのが結論になってしまいました。
また、トップ艦長が写っている記録映像は、””Die Deutsche Wochenschau””(ドイツ週刊ニュース)に使用された宣伝用のものですから、一般的にやらせ・粉飾が多く、事実認定には使えません。
というわけで、この問題に関して、映画””Das Boot””の軍事アドバイザーをされた方(K氏としておきます)にダイレクトに問い合わせ中ですので、その回答を得ましたら改めてここでまた紹介させていただきたいと思います。因みにK氏は大戦中、一隻の「モンスーンボート」の先任(1WO)を務めた経験がある方です。
ではまた。