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前部室過去ログ(2000)
前部室過去ログ 2000/08/09 ─ 2000/12/31
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[82] いろいろ
こんにちは、クボヒロです。
Uボートというわけではないのですが、イタリア潜水艦の映画の紹介です。なにせイタリア海軍の潜水艦艦長で、騎士十字章受賞者が3人いるもんですから。
・大いなる希望(潜水艦潜航せず)
1954年/イタリア/第二次大戦中、大西洋上において連合軍艦船を敵にまわし奮戦したイタリア潜水艦の乗組員の勇士を描く。再公開時に「潜水艦潜航せず」に改題。
・潜水艦浮上せず
1959年/イタリア/第二次大戦中、潜航中ドイツの爆雷で沈没したイタリア潜水艦内の乗組員を描く。
それとU99さんの追記です。
・北大西洋
Uボートと血みどろの闘いを続け、連合軍勝利の陰の力となった米輸送船の乗組員魂を描いた海戦映画。
・Uボート撃滅
わずか1門の備砲を武器にUボートに挑む米武装商船の活躍。
・駆潜艇K−225
Uボートを撃沈するカナダ海軍の活躍を描いたもの。
・暁の雷撃戦
英輸送船「ジェイスン号」がUボートの攻撃を受け沈没。生き残った船員たちが14日間大西洋を漂流、救助されるまでを描く。
・海の牙
敗戦を前にオスロから南米へ脱出を計るナチ首脳たちを乗せたUボートを舞台にそこに乗り込んだ11人の人間像を描く戦争秘話。
・封鎖作戦
Uボート基地サン・ナゼール軍港に英軍の旧式駆逐艦を沈め封鎖する。
・怒りの海
英海軍護衛艦コンパス・ローズの艦長と乗組員の訓練と生活を描いた
ドキュメンタリータッチの海戦映画。
・鮫と小魚
ドイツ海軍掃海艇「アルバトロス号」を舞台に、戦いの中に鍛えられていく若人を描く。ヴォルフガング・オットーの小説の映画化。
・鍵
ドイツ軍の攻撃で航行不能となった貨物船を引き、港まで運ぶカナダ軍籍のアメリカ人タグボート船長をめぐる恋物語。
・全艦船を撃沈せよ
ドイツの改造商船「アトランティス号」の活躍と、それを迎え撃つ英海軍の撃沈作戦。
・潜水艦U153
Uボートを捕獲した英海軍が、そのUボートに自国の将兵を乗り込ませ、Uボート艦隊の真っ只中に潜入させ、一挙に敵を撃滅する。
・マーフィーの戦い
第一次大戦末期、Uボートに沈められ、たった一人生き残った男が、
一人でUボートを撃沈し死んでいく。
Uボートが活躍というかメインになっているのは、やはり「Uボート」、眼下の敵」、「U47出撃せよ」くらいになってしまいますね(笑)。
あと、タイトルは忘れてしまったのですが、Uボートが沈み、救命具が
1名分足りずに艦長と艦長と恋人争いに敗れた士官のやりとり?を描いた映画があります。たしか「カンプ・イン・アクション誌」のvol.10あたりに載っていたと思うのですが・・・。探してみます。>U−倶楽部さん
>ブーフハイムがスピルバーグに一時的に貸し出したのです。
というよりウォルフガング・ペーターゼン監督が貸し出したほうが
正しいでしょう。それでは、また・・・
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[81] Re:Uボートの映画
gonrokuさん、皆さん、こんにちわ。
>Uボートが登場する映画、知っている限り教えてください。
Uボート関係の映画、調べてみたら結構ありました。
既に指摘されているものを除いて、
制作年順に次のとおりです(カッコ内は制作国)。
1940年
「潜水艦轟沈す」(イギリス)
1942年
「北大西洋」(アメリカ)、「Uボート撃滅」(アメリカ)、
「駆潜艇K-225」(アメリカ)
1944年
「暁の雷撃戦」(イギリス)
1946年
「海の牙」(フランス)
1952年
「封鎖作戦」(イギリス)
1953年
「怒りの海」(イギリス)
1957年
「鮫と小魚」(ドイツ)、「眼下の敵」(アメリカ)
1958年
「鍵」(アメリカ)、「U47出撃せよ」(ドイツ)
1960年
「全艦船を撃沈せよ」(アメリカ)
1961年
「潜水艦U153」(イギリス)
1971年
「マーフィの戦い」(アメリカ)
これらのうち、ビデオ化されているのは「眼下の敵」ぐらいでしょうか(ルネ・クレマンの名作と言われる「海の牙」もビデオでありましたっけ?DVDも含めて、他にもあれば教えて下さい)。
「U47出撃せよ」に出てくるUボートは本物でしょうか、Das Bootなみに良くできていました。ただ、プリーン大尉の最期が
史実とは全く違うところが・・・。
あと「鮫と小魚」も名作でしょうが、残念なことに私はまだ見たことがありません。「マーフィーの戦い」は第一次大戦モノで、少し昔は深夜によく東京テレビあたりが放送していましたが、最近は戦争映画自体の放送が少なくなっているようで。
PS そういえば、プリーン大尉の手記が学研から出版されるようですね。嬉しい限りです。内容の一部はナチのゴーストライターによるものだそうですが・・・・。 -
[80] Re:Uボートの映画
>gonroku様、皆様、初めまして。
>先日、突然アクション映画が見たくなってビデオレンタル店で「Uボート」を借りてみました。
>劇場版(?)だったんですが、アッという間に終わってしまって、後にはなんとなく複雑な思いが残るばかりでやるせなくなったので、もっと知りたいと検索したところ、コチラにたどり着きました。
>スゴイですねぇ。完全版とディレクターズカット版まであったとは知りませんでした。
>とても勉強になります。
>「Uボート」の映画ですが、「ブリタニック」っていう映画がありました。ブリタニックVSUボートと書いてありましたが、まだ見てません。(見る価値があるのかどうかわかりませんが。)
>あと、「レイダース」にも一瞬登場していました。確か、相手がナチだったので、ドイツの潜水艦ですよね。
>不確定な情報ですみません。
>また、遊びに来ます。
こんばんは。レイダースの映画で出ていたUボートは実は映画「Das Boot」と
同じUボートなのですよ。
ブーフハイムがスピルバーグに一時的に貸し出したのです。「ブリタニック」はタイタニックの姉妹船として第一次世界大戦中に
病院船として就航しましたが、Uボートに追跡されるストーリです。
U-31型UボートのCGが興味深かったですね。それではまた。
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[79] アラーーーーーム!
みなさんはじめまして ランキング出ましたね。
やっぱり艦長イイですよね。 ちょっと自分に似てるんですよ
老けてる感じが…..
あ でもまだ20代ですよこの映画はBGMがかっちょいいのでテープに取って聴きながら生活してます
セリフも聴けて 部屋がボート艦内ムードになってます
このページやリンクでいろいろ勉強させてもらいました
それはそうと ドイツ人はかっこいいとおもいませんか?
僕はあの7:3分けの前髪が長くなった様なヘアスタイルが好きです
もっとヒゲ生えたらUボートヘアスタイルにしたいなあと思いますたしかに最初に映画見た時は 無なし悲しのラストでガックシですが あれこそ戦争ってもんだと気付くイイ最後ですよね
できればトムセンUボート版も製作されませんかねえ…
やはり酔った勢いでトューピド発進ですかね! -
[78] Re:Uボートの映画
>●ところで皆さんに質問ですが、Uボートが登場する映画、知っている限り教えてください。戦争ものが中心だと思いますが、それ以外でも。
漁船の後ろを横切ったUボートとか、、(そんなの無いか?)
ではでは、おまちしております。gonroku様、皆様、初めまして。
先日、突然アクション映画が見たくなってビデオレンタル店で「Uボート」を借りてみました。
劇場版(?)だったんですが、アッという間に終わってしまって、後にはなんとなく複雑な思いが残るばかりでやるせなくなったので、もっと知りたいと検索したところ、コチラにたどり着きました。
スゴイですねぇ。完全版とディレクターズカット版まであったとは知りませんでした。
とても勉強になります。「Uボート」の映画ですが、「ブリタニック」っていう映画がありました。ブリタニックVSUボートと書いてありましたが、まだ見てません。(見る価値があるのかどうかわかりませんが。)
あと、「レイダース」にも一瞬登場していました。確か、相手がナチだったので、ドイツの潜水艦ですよね。
不確定な情報ですみません。
また、遊びに来ます。 -
[77] Uボートの映画
人気投票コーナーができました。HOMEに戻って『人気投票』コーナーへお入りください。結果は、ある程度票がたまったらUPします。お楽しみに。メッセージを頂けたらありがたいです。
提案してくれたカラテカ伍長さん、ありがとうございます。>U99殿
>少なくとも私には戦中戦後のドイツの苦悩がここで浄化されたような気がしてならない。
このキネ旬からの抜粋、結構泣けますね。ドイツ人が描いた戦争映画は、今思い出す限りでは、この『Uボート』と『スターリングラード』、『橋』しか観たことがありませんが、どれも、最後は悲劇だし、途中でも、どこか悲壮めいたところがありますよね。勿論、アメリカなどで製作されたものでも、反戦を訴える戦争映画はたくさんありますが、拭い去りたい過去という意味ではドイツ製のほうが説得力があるように思えます。というか、そういう目で見てしまうせいもあるんでしょうが、、。>クボヒロ殿
なるほど、リー・マーヴィンですね。文句なしに似ています。特攻大作戦のDVDのジャケ写の顔、もろにジェームズ・コバーンですね。●ところで皆さんに質問ですが、Uボートが登場する映画、知っている限り教えてください。戦争ものが中心だと思いますが、それ以外でも。
漁船の後ろを横切ったUボートとか、、(そんなの無いか?)
ではでは、おまちしております。 -
[76] Uボートへの鎮魂歌
gonrokuさん、クボヒロさん、カラテカさん、公開当時のお話ありがとうございました。皆さん、この映画にやはり色々な思い入れがあるようですね。
>カラテカ伍長さん
私も1:700から1:32まで各種Uボートの模型を取り揃えています。今はドイツレベルのU99を製作中ですが、手を入れるべき余地のあまりに多いキットなので、どこまで妥協して(手を抜いて)完成までもっていこうか迷っているところです。
>gonrokuさん
全く同じです。この映画を始めて観たときは私も本当に息ができなかった!まるで映画館全体がUボートの内部のようで、観客全員が息を潜め、恐怖感・緊迫感がひしひしと伝わってきました。周りの空気も時間とともに異臭を放っていくような感覚。あれほど人間の官能に訴え掛ける映画というものに、今後も出会うことはないのではないかと思っています(SPRも衝撃的でしたが、Das Bootほど「引きずる」ことは私にとってはないでしょう)。 -
[75] Uボートへの鎮魂歌
>クボヒロさん
確かに派手な宣伝はありませんでしたよね。しかし静かなブームといった感じだったと思います(「硬派の映画」と言われていました)。当時,ほとんどの新聞の映画評でもこの映画は大絶賛され,特に朝日新聞は村上龍氏の「戦争を知らない世代という言葉が死後となるだろう。私たちはこの映画で戦争を体験する」という言葉に触発されたのか、「若者たち」という同紙欄では、ガンダム論とも絡めながら、若年層にこの映画を観るよう強く薦めています。
当時のこうした映画評の中で,もっとも優れた「Uボート」評の一つとして私が上げたいのが、「Uボートへの鎮魂歌」と題する次の一文です。皆さんにも是非読んで頂きたく、ここで抜粋を引用させて頂きます(ご存知の方には失礼)。少し長くなりますが、出典は「キネマ旬報」1982年1月下旬号、評者は仏文学者の故辻邦生氏です。
「・(略)・戦後の心理的構図のなかで「コンバット」式の戦争映画がぞくぞくと作られた。いずれもドイツ人が愚かな悪の権化として描かれ,鬼のように被占領民を銃殺し,また木偶のように連合軍の前で敗れ,殺された。ドイツ兵はこうした図式のなかで動く泥人形だった。彼らの背後にも,人間としての暮らしがあり,恋人もあり,思い出もあったろうが、それはアメリカ兵のものであり、フランス兵のものであって、ドイツ兵はどれもこれも同じ悪のどぎつい執行人としてしか描かれなかった。ドイツ人は長いことそれに対して反発することも、正当な弁明をすることもできなかった。むしろナチス・ドイツのいまわしい記憶を閉じ込めてしまったのはドイツ人自身だった。
・(略)・芸術作品はその人間の全過去,全人格の底から生み出される。ある時点から以前は都合が悪いから切り捨て,残った部分だけで製作する、というわけにはいかない。ドイツ人が何ものかを生み出すことができるとすれば、この前の部分への何らかの肯定がなければならない。それをどう引き受けるか—それが戦後ドイツの最大の課題だった。曲がりなりにも戦前戦中を、ある時間的距離をもって眺められるようになったのは60年代からであった。その結果、ドイツ人たちはようやくその過去を、ヒトラーのいまわしい記憶まで含めて、人間の通過する一つの経験として,掴みうるようになった。
・(略)・連合軍の輸送船をつぎつぎに撃沈して恐怖の的だったドイツ潜水艦を,反戦映画として力むのではなく,といってドイツ戦力を誇示するでもなく、歴史のなかに浮かぶ人間の悲劇としてこれだけ深く掘り下げることができるためには,ドイツの全過去を人間の、歴史の真実として眺められる視点が生まれなければならなかった。「Uボート」が現在も西ドイツの最高の興行成績を上げているというのは、「マリア・ブラウンの結婚」や「ドイツ、蒼ざめし母」よりも、もっとドイツ人の内面の真実に迫っているからだろうと思われる。
・(略)・(U96の)奇跡的な浮上のあと、ラ・ロシェルに帰港した瞬間,連合軍の空襲にあって艦長以下大半が死に,Uボートもまたドックの中に沈んでゆく。それを辛うじて助かった同乗記者が茫然と眺めるのだが、この幕切れの虚しさは,戦争の虚しさの訴えであるとともに、その虚しさを耐えざるを得なかった者への鎮魂である。おそらくドイツ人はこの映画ではじめていまわしい遠慮から開放されて、戦死した者への、心おきない鎮魂の思いを感じたのではないか。少なくとも私には戦中戦後のドイツの苦悩がここで浄化されたような気がしてならない。」 -
[74] パンフ、ありました!
>gonrokuさん
>ところで、ずっと思ってたことなんですが、
>ジェームズ・コバーンとリー・ヴァン・クリーフって似てません?
私は、ジェームス・コバーンは特攻大作戦などに出ている「リー・
マービン」に似ていると思います(笑)。>U99さん
>ところで皆さんはDas Bootの公開時は何をされてました?
私もカラテカ伍長さんと同じで中学生で、あの頃はドイツ陸軍系に
はまっていました(笑)。ですから、映画館では観ませんでした。
余計な話ですが、今でこそCM誌にU571の記事がありますが、
Uボート公開当時は紙面の1/4程度で、それも「公開するよ」程度
の記事しかありませんでした。
海技免状を取得して海で遊ぶようになり、ドイツ海軍それもUボート
にはまっています(笑)。
そうそう、公開当時のパンフ、ありました!(笑)。>りょうへいさん
CDよかったですね。どちらで購入できたかを載せてもらうと、
まだ欲しい人の救いになりますよ(笑)。 -
[73] 野山を駆け回っていました
まずは、先日の私の発言、ジェームズ・コバーンとリー・ヴァン・クリーフは似てる発言を撤回します。知人に聞いてみたところ、「爪の先まで似てない」ということなので、苦情がくる前に撤回撤回。個人的には二人とも好きなんですが、、、。
>りょうへい殿
おめでとうございます。最近ではお店で20世紀の名盤とか、そんな感じで在庫を揃えているところが多いようですね。やはりサントラも名盤です。私もまた一枚買ってしまった、、。>U99殿
私は野山を駆け回っていました(笑)。
同じ年の『ET』が流行っていたのは覚えています。
(指が光る人形がほしかった、、。という意味で)
住んでいた所が田舎だったので映画館まで電車で2時間(!!)かかりましたし、、しばらくはレンタルビデオなどという娯楽が存在することすら知りませんでした。(恥)
オリジナル版公開時には雑誌とかでも特集組んだりしてたんでしょうね。現役で観た人が羨ましいです。
私が『Das Boot』を始めて観たのは7年位前です。最初はビデオが巻戻ってなくて、再生した時がラストシーン(倒れた艦長の横でヴェルナーが途方にくれてるシーン)だったので、『なるほど、これは戦争中に潜水艦で出撃した若者達が(なかでもこの二人が)精一杯戦って生きて帰るんだと励ましあったけど、、、的な友情物語なんだ』と的外れな想像をしていました。
最初からみた時の印象は『なんか、ムサいし、暗いし、わけわかんない言葉』なんてことを思ったのですが、それが、30分もしないうちに魅力になってきて、乗組員と一緒に息をひそめていました。というか息ができなかった!
今ではアルファベットの『U』という文字に敏感に反応するようになりました(笑)全く恐れ入る映画に出会ったもんだと思っています。>カラテカ伍長殿
なるほど、人気投票ですね。
早速つくってみます。
待ちきれない方はgonroku宛にメール下さい。
理由など書いていただければありがたいです。
ではでは。