過去ログ

前部室過去ログ(2005)

前部室過去ログ 2005/01/01 ─ 2005/12/31

  1. [1036] 本当に感動しました

    伊号潜水艦

    私はこの「Uボート」について、戦争映画の中でも傑作中の傑作だと思います。
    本当に感動しました。
    ジブラルタル海峡突破の最中、攻撃を受けて海底に沈みますが、
    必死の作業でようやく浮上したシーンは、最高です。

    ところで、Uボートがラロッシュ港から出撃する際に流れている軍歌はなんという曲なのでしょうか?
    また、Uボートを題材にしたドイツ軍歌はあるのでしょうか?

  2. [1035] かなり泣けます

    satoru

    最近Uボートディレクターズカット版を、繰り返し見てます。泣ける映画です。後半の浮上シーン、爆雷攻撃が延々と続くシーンなど名シーンは数多くありますが、私は出航間もなく、艦橋付近で写真を撮るヴェルナーに、艦長が話かけるシーンが一番好きです。このシーンを見て、私はこの映画いけると思いました。

  3. [1034] パーフェクト版などなど

    シンガポール

    なすびさん、いつもお返事ありがとうございます。

    パーフェクトコレクションは買って正解だったと思います。
    アドバイスありがとうございました。

    私がドイツ語を学ぼうとしたのは仕事のこともありましたが、やはり映画Uボートの影響が大きかったと思います。最初の劇場公開版のビデオから、Uボート(Das Boot)関連のものを買いあさり、見まくってきました。おかげでドイツ語の学習にも熱が入って、一石二鳥だったと思います。
    よく世界で一番美しい言葉はフランス語とか言いますが、私はそうは思いません。
    私は仕事の関係もあって、英語、ドイツ語以外にもフランス語、イタリア語、韓国語も少々はかじっております。当然、いろんな国の映画も好きで見てますが、やはり心のこもった言葉というのは、これは日本語も含め何語でも美しいものだと思っております。
    映画Uボート(Das Boot)も、本当に真剣に作られ、俳優さんたちの心のこもった演技や語り口は(結構、下品なところもありますが)十分美しいものです。私自身、これほど何回も繰り返し見、また今でも暇があれば見続けているものは他にはありません。
    また、このUボートファンが数多くいらっしゃることも、大変うれしいことであります。

    欲を言えば、日本からもこのUボートと張り合える映画が出現しないかと、ひそかに期待はしておりますが、いかがなものでしょう。

    話が長くなって申し訳ありません。
    これからもよろしくお願い申し上げます。

  4. [1033] クレッチマンが

    水魚

    今日発売の週刊誌で見たんですけど、「U−571」「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが今度はヨゼフ・メンゲレの息子役!
    しかも老いたメンゲレはチャールトン・ヘストン。
    うわー、なんか面白そうですね。クレッチマンもいよいよ「出るたびにナチの将校」は卒業?

    http://blog.melma.com/00137621/

    題名は「マイ・ファーザー」です。

  5. [1032] 無題

    なすび

    シンガポールさん、どうもです。
    パーフェクトコレクション、購入して損はなかったということですね。背中押したので「ひどい画質」だと思われたらどうしようかと、実は不安でした。
    詳細なレポート、とても興味深く読みました。またドイツ語にも英語にもご堪能のようで、敬服いたします。なすびは語学はぜんぜんだめなので、シンガポールさんのレポートは大変参考になりました。ありがとうございました。

  6. [1031] パーフェクト版の画質など

    シンガポール

    今日は(今晩は)!!
    シンガポール駐在中のUボートファンです。

    前回、パーフェクト版のTVシリーズ完全版の画質について質問した者ですが、先日、日本へ出張がてら一時帰国した際にパーフェクト・コレクションを購入し、このTVシリーズ完全版とこれに対応するアメリカ仕様DVDのDas Boot-Original Uncut Version 及びドイツ仕様DVDのDas Boot-Die Ferensehserieと比較したので報告します。
    ちなみにアメリカ仕様DVDのDas Boot-Original Uncut Versionとドイツ仕様DVDのDas Boot-Die Ferensehserieの中身は基本的に同じものです。
    やはり画質では欧米仕様の方がリマスターしてあり日本仕様よりクリアーです。かといって日本版がひどいとレベルではないと思います。欧米仕様ではワイドスクリーンになっており、またDolby Degital 5.1も選択できます。しかし、日本版のような、各話毎に前回のあらすじ、メインタイトル、エンドクレジットはなく、最後までぶっ通しです。
    日本版の方がより実際に20年以上前にドイツで放送されたテレビ版に近い雰囲気があってよろしいかと思いました。ただし、日本語訳(日本語字幕)については、これはオリジナル劇場版を見ても思ったのですが、欧米仕様の英語訳(英語字幕)に比べ、実際のドイツ語の意訳が多く、大雑把な印象を受けました。全体の流れとしては大きな間違いはありませんが、細かな点でこれはどうかなと思う訳が幾つかありました。
    ドイツ語に堪能だけではなく、その時代背景や軍事知識も豊富で、字幕という限られたスペースで原語を表現することは、実際問題かなり困難な事とは思いますが、こと字幕(訳)については英語訳の方が一枚上手だと思います。
    ドイツ語がある程度できる方は日本版だけでもよろしいかと思いますが、ドイツ語が不得手で、英語ならなんとかなるのであれば、欧米版も購入されることをお薦めします。リージョンコードの問題はありますが、最近日本では(実際は違法でしょうが)マルチリージョン対応のDVDレコーダーも手に入るようですし。

    ちなみに、この映画の原本となったLothar-Günter Buchheim著のDas Bootについては、その原本(ドイツ語本)、英語訳版、日本語訳版(ハヤカワ文庫、松谷健二 訳)の全てを読みましたが、英語版はまず問題なく、それよりも日本語版の方が素晴しい翻訳でした。松谷健二さんという方はなかなか有能な翻訳家だと感心しました。実際、いろいろな翻訳本も読んでおりますが、これほどの優れた翻訳はなかなか目にしないのが実情です。このハヤカワ文庫は是非とも読んでおくべきでしょう。Das Bootの大きな特徴(問題)の一つがかなり俗っぽい表現が多いことです。方言も多いと思います。よくぞここまで日本語に表現できたと思っております。

    翻訳というのはなかなかどうしてかなり困難な問題であります。本当は原語にそのまま向かっていくべきでしょうが、ドイツ語となると限られた方になってしまう点が残念です。

    話は長くなりますが、追加事項で、ヨーロッパ仕様のDVDでDas Boot- The Director’s Cut (Special Edition)というのがあります。これには英語字幕やドイツ語字幕などが選べますが、この英語訳はおそらくは対象年齢を下げるためでしょうか、俗っぽい表現をカットして相当意訳しております。さらにはこのドイツ語字幕は実際のドイツ語発音ではなく、この英語訳のドイツ語訳ですので、俳優さんのしゃべっているドイツ語とは全くの別物です。
    これは購入すべきではありません。
    Director’s Cut版については、普通のアメリカ仕様(Superbit Collectionなど)を購入される方がよろしいかと思います(但し、ドイツ語字幕はありません)。

    以上、皆様の何かの参考になればと思います。
    これからもよろしくお願い申し上げます。

  7. [1030] 海峡突破へ向けて

    U44

    U99様 
    暖かいお言葉と励ましをありがとうございます。
    U99様は同世代ということであの時代を少し懐かしんでおります。本当に年月の経つのは早いものだと実感しております。
    受験失敗という残酷な現実に直面させられた当時にしてみれば、本当にショックというか何も目に入らない耳に聞こえないまさに放心状態ですよね。お察しいたします。
    私は今回のことでこの映画を思い出したことを何か不思議な因縁を感じます。
    あのショックと深度降下から半年。現在は、この状況は自分にとって1つの「転機」なんだなと理解するようになりました。そして新たな世界目指して海峡を突破すべく前向きになっています。
    広い海でもうひと暴れしてみたいです。
    心の「損傷」の方も診察を続けていて、じっくり「修理」中です。

    U99様 貴殿の今後の人生においてもご武運をお祈りいたします。

  8. [1029] 私の経験から

    U99

    U44さん、はじめまして。
    お話から察するに、どうもお互い同年代のようです。今、大変なご状況の中にいらっしゃるようで、軽々しく私見を述べるべきではないのかもしれませんが、この映画に関する私の経験を少し述べさせて下さい。

    昔、こちらの掲示板にも書かせて頂いたのですが、私がこの映画を観た日(1982年2月)は、大学受験の頃でして、最後の望みの大学にも受からず、受験に全て失敗して浪人が決定した日でした。しかも、鑑賞を共にした友人は、その大学に合格していました。

    映画を観始めたときは、受験に全滅した絶望感(今考えればなんと大袈裟なことか)と、その友人に対する気まずさで、映画鑑賞どころではありませんでした。でも、だんだんとこの映画に引き込まれ、ジブラルタルでU96が海底に沈んでからは、いつしか、困難の中にある全乗組員に自分を同化させていました。そして、奇跡的な浮上。アリオがディーゼルエンジンを始動させ、ヨハンがディーゼルに喝を入れ、そして艦長が艦橋で「どっこい、そうはいかんぞ!」と怒鳴る場面では、「俺だって来年は必ず彼らのように受験を突破してやるぞ!!!」と心の中で叫んでいました。

    この時に購入したパンフの中にもいい台詞がありました。「耐えること、また耐えることそれがUボートの戦いだ」。浪人時代、この言葉は私の座右の銘でした。そのお陰か、翌年、第一志望の大学に受かることができたのです。ですからU44さん、未来を信じて必ずや貴方の「ジルラルタル」を突破してください。陰ながら応援しています。

    蛇足ながら、この映画のラストシーンについても一言言わせて下さい。
    私はこのシーンこそ、この映画の本質だと思っています。人によっては、これはない方がよかったという見方もあるようですが、あれほどまでに人の心を引き付けながら、そして乗組員の安寧を予感させながら、どうしてそれを裏切ったのか。それは、これこそ我々戦争を知らない戦後世代が体験できる、戦争の虚しさの最大限の表現法であったからだと思います。それはあのラストシーンの時間にも表れていると思います。ヴェルナーが、戦死したヨハンたちを見つけてから約2分後、そして艦長が倒れてからわずか30秒後に、この映画は、ただ呆然とする観客たちを残して勝手に終わっていきます。なんと冷酷なことでしょうか。しかし、この冷酷さこそ、この映画の本質だと思えてなりません。実際の戦争の冷酷さは、それこそ、この何倍、何十倍もの激しさなのでしょうから・・・・。

    でも、後年、共にビデオを見た私の戦中派の父は、このラストシーンを観た後、疲れきった表情を見せながらもこう言ってのけました。「軍人にとって、戦死は最高の名誉だ」と。私は、この言葉にも愕然としました。こういうものの見方もあるのかと。世代のギャップとはそれほど違うのかと。

    おっと、話がどんどん逸れてしまいますね。ごめんなさい。でも、私にとって、この映画には語り尽くせないものがあるのです。そして、U44さんがこの映画をご自身の復活の拠り所としようとしていることに、人間の強さというものを感じました。頑張ってください。

    我ら皆、兄弟なり。いつ果てるともしれない人生の闘いにおいて。

    いつもながら長文、失礼しました。

  9. [1028] ありがとうございます

    U44

    なすび様  U44です。
    学生時代の映画鑑賞が、20数年経った現在のこの状況にシンクロするとは夢にも思いませんでした。不思議なものです。
    私は機関長のあの不屈の粘りで、これからぼちぼちやって行きたいと思います。 
    「明けぬ夜はない」 いい言葉ですね。
    浮上してハッチを明けた時の新鮮な空気を吸い込める時が必ず来ると信じています。
    お互いぼちぼち深度を上げて行きましょう。レスをありがとうございました。

  10. [1027] U44さんわたしも同じです

    なすび

    U44さん、どうもです。
    なんと慰めてよいかわかりませんが、お気持ちは少しはわかります。
    わたしは病気で、1年休職しました。復帰してようやく半年ですが、仕事はまだ半分もできず、悪戦苦闘の日々です。調子の波に乗れるときと乗れないときの差がまだ大きく、私も時折、深度を下げていくときがあります。
    でも、「明けぬ夜はない」ともいいます。エンジンが再始動したときの、絶望から這い上がったときのあの笑い声が、きっとU44さんにも、私にもいつか来ると信じて、お互いほどほどにやっていきましょう。

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