過去ログ

前部室過去ログ(2005)

前部室過去ログ 2005/01/01 ─ 2005/12/31

  1. [1056] ご解説ありがとうございます

    伊号潜水艦

    U99さま

    大変詳しいご解説をしていただき、ありがとうございました。
    最近、制作されたハリウッド映画の「U571」を観たのですが、
    やっぱりアメリカ映画ならではの単純ストーリーで、特撮以外は面白みがありませんでした。
    それと「パールハーバー」も非常にガッカリした内容でした。
    (子供たちが凧揚げしている横で、野外にあるプールに戦艦の模型を浮かべて、極秘の真珠湾作戦を考える日本海軍指導部・・・)

    ウソか本当かは分かりませんが、ハリウッドはユダヤ資本で動いていると聞いたことがあります。
    いつも悪者は「ドイツ・日本」で、最後は必ずアメリカ勝利で締めくくるのが、お決まりのようです。
    それに比べて、この「Uボート」はリアルに乗組員の艦内生活が描かれており、面白いです。
    小生、難しいことは苦手なのですが、素人が見てもこの「Uボート」は感動する作品だと思います。
    U96が補給の為に、スペインのビコ港に停泊しているドイツの擬装輸送船に横付けします。
    艦長はじめ士官が、船内のパーティールームで接待を受けますが、その時に登場する船長のおべっかぶりには、呆れました。
    さすがの艦長も怒ってましたね。
    もしも小生が艦長なら、豪華な料理をたらふく食べていたでしょうね。

  2. [1055] Uボート

    武装SS第11ノルトラント師団

    このまえ映画DasBootを見たのですがいくつか気になる点がありました。 
    1 Uボートに乗った水兵たちがちゃんとした制服ではなく私服が多いこと。
    2 食事のとき艦長が先任士官にレコードをかけてほしいとたのんだあとにみんなで歌うシーンがあったのですがレコードをかけることができるのですか?
    3 輸送船2隻撃沈した後に駆逐艦によるソナーに見つからないためにもっと潜れと言ったあとに水圧でボルトが飛ぶシーンがありましたがこのようなことはありえるのですか?
    4 ジブラルタルで艦上攻撃機による攻撃で88mm砲が吹き飛ぶシーンがありましたが実際は沈んだりしないのですか?あと艦長が焼きつくまでぶっ飛ばせー!全速だ!と言ってる時に駆逐艦が何発も砲撃してるシーンがありましたが命中しちゃうんじゃないかと思ったのですが命中精度はどおだったのでうか?

  3. [1054] gonrokuさん情報ありがとうございます

    なすび

    日本映画専門チャンネルの戦争映画特集。
    あわてて番組表をチェック。おお! 毎日のようにゴールデンタイムに戦争映画が!
    というわけで昨夜、さっそく『零戦燃ゆ』を観ました。
    駄作だ・・・・。脱力。

    しかし期待できる映画、まだまだたくさんあるので、この夏は楽しめそうです。
    gonrokuさん情報ありがとうございました。

  4. [1053] 米国劇場版

    U99

    シンガポールさん
    はじめまして(でしたよね?)
    世界各国のDas Bootバージョンに関するレポート、興味深く読ませて頂いております。
    さて米国劇場版に関してですが、私は実際に米国の劇場で鑑賞したわけではありませんので確実なことは言えません。ただ、それと同一と思われるビデオを所有しております。購入したのは恐らく1984,5年頃で、販売元はコロンビア・ピクチャーズ、題名はThe Boatです。また、パッケージの記載によると、時間は約150分(何ともおおらか)です。
     日本の劇場版との相違点は次のとおり(時系列です)。
    ・オープニングは英語で、その際にアズディック(ソナー)音が入る。
    ・バーロワイアルの場面が日本版より長く、トムゼンがトイレで倒れる場面まで入っている。
    ・ティペラリーの直ぐ後に、U37からの船団発見報告を受けながらも、位置が遠すぎるために艦長、機関長がいらいらする シーン。その直後、ヴェルナーが前部魚雷発射管室でぼろ雑巾を投げつけられる。さらにその直後の「ハナクソ・ダンベル」 シーン。
    ・バンクで寝込んでしまったヴェルナーの手帳が英語で書かれている。
    ・その直後、次席がエニグマを操作する傍らでの機関長とヴェルナーのクロスワード遊び。
    ・さらにその直後、毛ジラミ治療に乗組員が整列。
    ・シケのシーンで、艦内ではアリオとほかの乗組員が取っ組み合いのケンカ。
    ・ラロシェルへの帰投を決定した艦長の戦闘日誌が英語で書かれている。
    ・ヴェーザー号船上のシーンが長く、寡黙な艦長に何かを語らせようとするヴェーザー号船長。そ の後、諜報員が登場し、司令部令を受け取る艦長。
    ・ジブラルタルで海底280mに鎮座してかなり経ってから、艦長が修理作業を行っているアリオ などを見回る。
    ・奇跡的な浮上後、ラロシェルへの帰還途中で、ベッドに横たわりながら「待ちましょう」を聞く 艦長。
    ・エンドクレジットは英語。しかも、終曲が短縮化され、途中でつなぎ合わせてある。

    以上ですが、全体として日本版よりも画面が明るいのも特徴です(これは単にこのビデオ版特有の処理の問題かもしれません。でも、当時の私は、それまで暗くて見えなかった部分がこれによって鮮明に見えたために狂喜した記憶があります)。
    ではまた。

  5. [1052] Re: U99さんへ

    U99

    憂さん
    >誤解されているようで申し訳なく思います。
    とんでもない、こちらこそ済みませんでした。でも、謝罪される必要はないと思いますよ。元々、文字空間だけでは真意が伝わらないことが多々ありますし、それ故、私も、「反論(と少なくとも私が捉えているもの)」という但し書きをわざわざ加えた次第です。もちろんこれは、私の判断が間違っている場合を事前に想定してのことです。
     今回、憂さんのご回答によって、前回の憂さんのご発言が私への反論ではないことがはっきりと分かりました(もちろん反論でもよかったのですが)。意思の疎通とは、元来そういうものだと思います。だからこそ、話し合いが必要なのだと。
     さて、私が憂さんのご意見を反論と捉えた時の思考過程は次のようなものでした。
    まず、
    「あの時代のドイツ人が全て極悪非道なナチだったとでも言いたいのでしょうかね」
    私の発言のこの部分に対して、憂さんが・・・
                       ↓
    「全てのドイツ人がナチではないとすると、ナチでなかった者もいる。そうすると、U99が言いたいのは、『その人たちは、自らがナチではなかったのだから、ナチが生まれたことに責任を感じていない』ということか」(と、ご判断したのではないかと私が誤推・邪推)。
    そして、これへの反論として憂さんが・・・
                       ↓
    「普遍的ヒューマニズムを意識する人たちまでもが、ナチズムを受け入れ、未来を託した、という痛恨の事実は、今でもドイツ人に重くのしかかっていると思いますよ」。
    と意見されたものと私が理解した。
    以上が私の(結果的に間違っていた)第一の思考過程。一方、第二の過程は・・・・
    「あの時代のドイツ人が全て極悪非道なナチだったとでも言いたいのでしょうかね」
    この私の発言に対して憂さんが・・・・
                       ↓
    「ドイツ人はみな極悪非道だっというほうがよっぽど救いようがある」
    と述べられ、私はこれを、私の「全ドイツ人極悪非道否定説」に対して憂さんが、「みな極悪非道だった方がよっぽど救いようがある」と反論されたものと理解しました。でも私には、「だれに」とって、「なぜ」救いようがあるのかが理解できなかった。そこで、その点を質問させていただいたわけです。

    以上ですが、実際の思考過程は紆余曲折したわけで、もっと複雑なものですが、単純化するとこのようになると思います。

    余計なことかもしれませんが、憂さんが考えておられる(であろう)ことをさらにここで代弁させて頂くと、次のようになるかと思いますがいかがでしょうか?
    「白井氏は、『時代を支配するバックボーンとしてのナチ思想が骨抜きにされていて見えてこないところにゾッとするような恐怖を感じる』と書いているが、そうした部分が見えないからといって、懸念する必要はない。なぜなら、当時のドイツ人たちがナチズムを受け入れたという事実は、そのドイツ人の中に、極悪非道とは対極にあるはずの博愛主義者たちをも内包していたがために、なおのこと一層今のドイツ人に重くのしかかっているからだ」

    以上、また長々と書きましたがお許しください。それにしても、午前3時41分にわざわざご返信頂いた憂さんに心からお礼申し上げます。それに引き替え1日遅れの私のレス、どうかお許しください。

  6. [1051] La Rochell, Herbst 1941.

    シンガポール

    gonrokuさん、お返事ありがとうございました。

    ご質問の件ですが、日本でのTVシリーズ完全版に相当するアメリカ版の「Das Boot-Original Uncut Version」ですが、オープニングの「1941年秋、ラ・ロシェル〜」はドイツ語で書かれています。

    ちなみに、アメリカ版のDirector’s Cut のオープニングは英語です。
    一方、ヨーロッパ版Director’s CutのSpecial Editionでのオープニングはドイツ語です。

    また、シンガポールで販売されている謎のVCD(Video CD, 題名:Das Boot,142分版なのになぜかThe Director’s Cutというタイトルも付いている。おそらくは、アメリカでの劇場版のコピーと推測してますが)では、オープニングはドイツ語です。
    このVCDの面白いところは、ヴェルナーの手帳や、ヨハンが謝るところでの艦長の航海日誌がこのVCD以外はドイツ語で書かれているのに、このVCDではなんと英語で書かれているのです。
    このVCDは日本の劇場版よりほんの少し長い分、幾つかのシーンが追加されてますが、基本的には日本の劇場版と同じものと考えてよろしいかと思います。日本版と同様、出航前の艦長の挨拶は簡単明瞭で、機関長もヴェルナーに一言云います。
    また、このVCDでのエンディングロールも英語版になっていまして、これらから私はアメリカ劇場版のコピーと踏んでいるのです。
    (どなたか、アメリカ劇場版をご存知の方がおられましたら、ご意見の程、よろしくお願い致します。)

    他のサイト(http://homepage1.nifty.com/itoseipc/datas/36daskan.html)でも指摘されているように、このDas Bootでは、いろいろな設定を予測していくつものバージョンが作られているようですね。本当に贅沢なよい映画だと思います。

    何かの参考になればと思います。
    これからも、よろしくお願い申し上げます。

  7. [1050] U99さんへ

    もー帰って寝なければいけないので仁義を略して取り急ぎ。

    >先ずは、「誰」にとって、「なぜ」救いようがあるのか、
    >もう少し詳しくご説明いただけますか。

    誤解を招くような表現で申し訳ありません。
    極悪非道な人が非道を為すのは当然のことなのですが、恐らく私以上にヒューマニズムに
    こだわったであろう多くの人たちが、ナチスを支え、先の戦争のような事態を為した、
    ということが私には救いがたく感じるのです。そこをひっくり返して表現した次第です。

    白井氏の批評の全部を読んでいないのに推断するのはアレなのですが、国家体制とその
    足下にある人たちを同一視してしまうことは、ちょっと危なくねーかと思ったわけです。

    最後に、大変わかりにくかったとは思いますが、一連の書き込みは白井佳夫氏の批評に
    対する感想であり、U99さんへの反論ではありません。

    U99さんはどのへんを捉えて反論と思われたのでしょうか。ちょっと誤解されているよう
    で申し訳なく思います。

  8. [1049] かつての熱気がまた・・・・

    U99

    うるぶさん
    >抜け駆けずるいでしゅ〜
    お久しぶりです。今回は、ちょっとゴンロクさんと個人的な話もあったもので。決して皆さんを疎外したわけではありませんのでご了承ください。「だったら、はじめから話さなければいいじゃん」と思われるかもしれませんが、Das Bootに対する我々の非常に濃いぃ見方が出てきてしまったものですから、これはやっぱここで公表する価値があるのかなと。

    >でも、評価というのは良いも悪いも出てきてナンボのものなので、一つの意見として聞いておくのも良いかと思われます。
     
    もちろんです。私は反対意見を抑圧・弾圧するつもりはありません(ちょっと大袈裟かな)。でも、評論であるなら、それに対する反論もあるでしょう。だから、それにまた反論があるのも当然です。
     で、私に対する反論(と少なくとも私が捉えているもの)が、憂96さんから出ている訳ですね。これは極自然なことだと思います。

    >「普遍的ヒューマニズムを意識」する人たちまでもが、ナチズムを受け入れ、未来を託した、という痛恨の事実は、今でもドイツ人に重くのしかかっていると思いますよ。
    そうでしょうね。ただ、「どこを力点にして」ドイツ人に重くのしかかっているかは議論の余地があるかもしれません。

    >ドイツ人はみな「極悪非道のナチ」だったというほうがよっぽど救いようがある。

    すみませんが、ここは理解できません。無用な誤解を避けるため、先ずは、「誰」にとって、「なぜ」救いようがあるのか、もう少し詳しくご説明いただけますか。

    いずれにせよ、私は議論によってお互いを高めるという作業が好きです。そして、大好きなこの映画に対する私の理解が、皆さんとの議論を通じてさらに深まれば、これほど嬉しいことはありません。そうやって得られた理解は、己のそれのみならず、他者のそれをも包含しているがために、いっそうの深みを帯びるのだ、と少なくとも私はそう理解しています。

    ゴンロクさん
    >共に白髪の生えるまで
    あれ、そうでしたっけ?「棺桶に入るまで」の間違いでは?(笑)

    なすびさん
    >その意味でクレッチマーが捕虜になったのは大変幸運なことだったのではないだろうか・・・
    全く同感です。第二次大戦中、Uボートによって撃沈された連合軍全船舶のうち、実に33%が、僅か30人の艦長によって撃沈され、その大半の艦長が大戦初期に出現してしまっているわけですよね。そして、彼らはその後、戦隊司令などとして「陸揚げ」されて命拾いしているわけです。そう考えると、「早く艦長を務めたもの勝ち」という見方もできると思いますし、なすびさんのように、同じ撃沈されるのなら、これもやはり早い者勝ちという考えも成り立つと思います。本当に辛酸を舐めたのは、やはり大戦後期に出た乗組員たちでしょう。戦果もろくに上げられずに、それこそ只生き延びることのみが目的になってしまったようなそんな大戦後期の乗組員たち。その意味で、私はヘルベルト・ヴェルナーの「鉄の棺」こそが、過酷なUボート戦の真の姿を描いているものだと信じて疑いません。例え、事実関係に誤りが多くても・・・・。おっと、もちろん「大西洋の脅威」も、大戦初期のエースたちの活躍を見るうえでは欠かせないと思っております。この点、誤解なく。

    ガッチャさん
    お久しぶりです。今回はドイツ語にも対応しているのでしょうか?興味あります。

    相変わらずの長さですが、今回は以上です。ではまた。

  9. [1048] ぎゃはっ!

    ガッチャ

    本日、サイレントハンター3を買いました。ですが…

    ま、英語版というかアメリカ版なのはしょうがないとして(もちろんALLドイツ語も
    設定できます)わからんー!

    .txtでないファイルばかりだけど、singleモードには実はテキストという設定ファイル
    があったので、ミッションブリーフィング表示部分だけエキサイトで翻訳して「貴艦は」
    なんてそれなりにアレンジして起動してみたら、そういうのは一切出ず!
    やるじゃねーか!半角文字only大国よ!

    しょうがないから再インストールで事なきを得ましたがね(^ ^;

    さて、ゲーム評価ですが、gonrokuさん、これすごいです!
    マジに艦長になってDAS BOOTに乗っている気分です。前作とは大幅に違います!
    艦橋に上ると敵索監視員が振り向くし、マウスでその人をクリックするると「ア
    カロイン?」という感じで振り向きます。音声をドイツ語にすると、マジにまん
    ま「ヤボル、アッカロイン!」です。画像はALL3Dで、パソコン環境には負
    担をかけますが、このゲームはすばらしいですよん!

    買うなら、パソコンを最新にして購入ですね!
    オレもRAM512M推奨が511Mで「大丈夫か?」みたういな警告を受けましたけど、
    ちゃんと動いてます。

    さらに、ミッションを自由に作成する事ができるんです!(Panzer Front AUFS2
    みたい!)だから、こんなミッションを?とかここでやり取りできる可能性が!

    さあ!この絶望的なミッションを君はクリアできるのか!?

    なーんて事も可能ですね。
    撃沈王の帰還できなかったミッションとか作ったら面白いかもしれません。

    ガッチャ

  10. [1047] 大西洋の脅威U99読み終わりました!

    なすび

    1頁1頁をなめるように読み進めたため、1週間ほどかかりましたが、本日読了することができました。
    船団の真っ只中に踊りこんで「1雷1隻」するさまは、まさになすびがPCゲーム「Silent Hunter」で日本船団を血祭りにあげていたやりかたと同じで類似性に驚いてしまいました。なすびはまだ2や3はプレイしてませんが、2や3でエース級の戦果を挙げている方々も、似たような方法をとっているのではないでしょうか。
    しかし、このような夜間水上攻撃ができるのは緒戦期(1941年初頭ごろまででしょうか)のみで、やがて米英軍がレーダーや護送空母を装備するようになると、ご存知の通り夜間でも浮上することが大変危険になってしまいます。その意味でクレッチマーが捕虜になったのは大変幸運なことだったのではないだろうか、時期がもっと遅かったらあのような劇的な展開(捕虜になる戦いの推移のことですが、大変興味深い個所なのでネタバレになるので省略します)にはならず他の多くのUボートのようにひっそりと、航空機か駆逐艦に撃沈されたのではないだろうか、と考えてしまいました。
    ともあれ、緒戦の黄金期のトップエースの戦いぶりが満喫できる書物であることは確かです。貴重な本を丁寧に翻訳された並木氏(翻訳だけでなく原著に大変多い誤りの訂正もしてくださっています)に最敬礼するとともに、Uボートマニアならばぜひ読むべき本として推奨します。

    話は変わります。
    本日、とある古本屋をのぞいたところ、ハヤカワ文庫の下記の小説をゲットしました。
    ・炎の駆逐艦
    ・地獄の輸送船団
    どちらもUボートとの戦いをとりあげているようです。これも読み終わりましたら感想を書きたいと思います。

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