過去ログ
前部室過去ログ(2003)
前部室過去ログ 2003/01/01 ─ 2003/12/31
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[590] 眼下の敵
U−1号と東京国際ボートショーへ出撃しました。6月から海技免状が変わるので、入口からすぐのところには国土交通省のブースが(笑)。
>兆治さん
「眼下の敵」では制服は出ていないです。乗組員は短パン、ランニングシャツ(裸もあり)、艦長以外の士官(一部下士官)は白のポロシャツでした。>U99さん
>転属
「眼下の敵」のクルト・ユルゲンスとロバート・ミッチャムは艦長から陸軍将官へ(笑)。
ユルゲン・プロホノウなんかソ連軍将官へ移動ですね(爆)。 -
[589] ビスマルク号を撃沈せよ!
gonrokuさん:
まずは4万トン撃沈おめでとうございます。半年で1万ずつ更新していますね。騎士十字章受章の10万まであと・・・・。とにかくおめでとうございます。
それはそうと、今話題の「戦場のピアニスト」ですが、あの「U−571」でヴァスナー艦長を演じたトーマス・クレッチマンが今度は善良なドイツ陸軍大尉として出演しているようですね。彼も善人、悪人はては陸軍、海軍を転属して忙しいですね(笑)。>お気楽にカキコ
有難きお言葉。それでは今回も。うるぶさん:
お忙しそうですね。別に急かしている訳ではありませんので。でも楽しみにしてま〜す。兆治さん:
軍装解説の件、お礼でしたら、こうした書物を書かれた著者にして下さい。私はただ原語を日本語にしただけですし(笑)。でもやはり日本語版が望まれるところですよね。
私の””Die Kriegsmarine””は、タイトルはドイツ語ですが中身は英語です(全3巻、約1600ページをドイツ海軍の軍装のみに集中させたもので、著者の一人は旧ドイツ陸軍少尉、連邦陸軍大佐を経歴し、さらにこれをコレクター歴30年以上といった人たちがサポートしている凄い本です)。兆治さんがお持ちの文献は、おそらくMotorbuch社の””Die deutsche Wehrmacht. Uniformierung 2 und Ausruestung 1933-1945. Die Kriegsmarine””ではありませんか?(表紙に徽章やら制服やらの絵が描かれていませんか?)実は私、この本に出会うたびにビニールパックがしてあって中身を見たことがありません。しかも日本に入っている数も少ないらしく非常に歯がゆく思っていた次第ですが、やはり持つべきものは同好の志ということですね。是非是非、次回にでもご持参下さい。ジャケット部分の解説についても私如きの訳でよければ大歓迎です。なにより私自身の勉強にもなりますし。ただ、その場で正確にすらすら訳すというわけにはいきませんので、ちょっとお時間を頂ければと思います。
次はビスマルクについて。そうなんですよね、ミュレンハイム大尉(訳では少佐になっていますが、当時はKapitaenleutnantだったようです)の本にも何も書いてないのが悩ましい。でも、記述がないからといってそういう事実はなかったとは言えないのが、もっと悩ましいです(笑)。スワスチカに関しては上塗りした塗装が剥がれた可能性も指摘されているところですし。多分、今後も世界中の研究者が侃々諤諤やっていくんでしょう。
「ソルジャー・オブ・オレンジ」についてもありがとうございます。他サイトで調べましたら例のレオ改造パンターが見つかりました。砲塔前部側面には第6戦車連隊の「直立クマ」が描かれていたりして結構マニアックそうですね。
で、どういう場面で海軍さんが出てくるんでしょうか?陸モノ映画(?)の中で。
おっと、それと「ビスマルク号を撃沈せよ!」のDVDを購入しました。この映画、初めて観たのですが、結構いいですね。各艦も大型の模型を使っているようで、昔の円谷特撮を見ているような気分でした。
そこでまた制服の話になりますが、この映画の中でリュッチェンス提督とリンデマン艦長が着ているのは、ラペルにボタンホールがありますから私の言うところのタイプCでしょうか。ルネ・クレマンの「海の牙」でもCを着ているようです(制帽に鷲の国家章がついていないのはなぜなんでしょう)。さらに、「マッケンジー」もチェックしたところ、45分42秒の場面でタイプA/Bを着ている者(最前列向かって左から2人目)を発見しました(私って暇人?)。細部を見ていくと本当にキリがありませんな。
では晩酌の途中にて失礼(兆治さんのお気に入りアルコールの種類はなんでしょう?)。
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[588] 年のせいか遅寝しても早く起きてしまう・・・・
gonroku 艦長お・っ・ひ・さ・し・ぶ・り・で・す
「ドイツ海軍士官の略式軍装が登場する映画」に付け足し。
マッケンジーもそうでしたね。他には「眼下の敵」もそうですね。
あと何かあったかな。皆さん気が付きましたら書き込みしましょう
映画ではないのですがgonroku 艦長と私だけが知ってる髭の艦長の
秘密画像もありますね。(笑)U99さん
>ソルジャー・オブ・オレンジ」てどんな映画なんでしょうか?初耳です。
これ国内版(女王陛下の戦士?)もあるんですけど私は輸入物しか
持ってないので原題で紹介しました。
これって凄みのある降下猟兵が登場したり(国内版はカットされているらしい)
『遠過ぎた橋』で使用されたレオパルト1改造パンターがSS装甲擲弾兵師団
ヴァイキングの戦車で現れたりするのですがこの戦車の擬装が素晴らしいかったり
とけっこう、その筋の人を楽しませてくれます。
例の海軍士官服の場面は僅かしかありません。 -
[587] 奥ゆかしい…
お久しぶりです。gonrokuです。
ちょっと前にウワサのサイレントハンターIIですが、Macではプレイできないと知りつつ、いつかどこかでWinマシンと遭遇したときのことを考えて、手に入りにくくなる前に買ってしまいました(笑)。まかり間違ってトップ艦長のインタビューなど見れないものかとMacマシンに入れてみたら、イントロムービーファイルと音声ファイルだけ見れました。ところで、プレイ中の皆さんに質問ですが、サイレントハンターの乗組員って女性なんですか??> U99さん
> 1933年を前にして、1つ(下から数えて第5ボタン)を飾りにして残り4つを掛けるように
> デザインが変更され、ラペル自体も延長拡大されました(タイプC、D)。
いつも大変貴重な情報ありがとうございます。
なるほど、一応規格があったのですね。映画の中の《バアロワイヤル》の士官たちの制服は、どれ一つ同じものがないというくらい微妙に違う(特に襟の型)ので、艦長やヴェルナーが仕立て屋さんに襟の形を指示する姿など妄想してしまいましたが、あれは映画の「衣装」であることに気付くまでに時間がかかりました(笑)。そこで、手持ちの資料で映画の衣装に一番近いもの(ラペル下のボタンが確認できるもの:タイプC)を調べてみたのですが、私の持っている資料の中では唯一『U-BOATS UNDER THE SWASTIKA』の中のリュート艦長でした(ラペル下にボタンらしきものが見えるといった程度ですが)。他は見当たらなかったのですが、見えそうで見えないところがまた奥ゆかしい…。> ではまた。(相変わらず長いな、書き込みが・・・・)
新掲示板は2〜3万文字程度でも受け付けますので、お気軽に(笑)。> フリッツさん
兆治さんの「ドイツ海軍士官の略式軍装が登場する映画」に付け足し。
ドイツ海軍の制服は『マッケンジー脱出作戦』にも登場します。『U・ボート』では《バアロワイアル》の場面ぐらいしか登場しませんが、この作品は全編通して略(略々?)式軍装です。でもラベル下の奥ゆかしい金ボタンは確認できません…。ではでは。
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[586] サカナ
こんばんは。
U99様>すみません。おさかなは仕事が過密スケジュールなのと、
先にも述べたパソコン君の大改造の関係で、まぁだです。
次のバァロワイヤルまでには何とか・・・
材料も仕入れないと・・・
ごめんなしゃい。 -
[585] U99さん感謝です。
"Die Kriegsmarine"(R. James Bender Publishing社刊)
これって私の持ってる本と同じなのでしょうかね?
実はこの件につき手持ちの写真資料など調べれば調べるほど謎が
深まるばかりでした。
というのは当時の写真を注意深く見るとこの士官服には明らかに
ボタンの数や位置が違ったり胸章やポケットの位置、襟の形など
違うタイプがあることに気が付きます。
具体的にはU556の艦長がデーニッツに騎士十字章を授けられて
いる時の上着は明らかにプリーンが着用しているのとは違うタイプ
ですしデーニッツのも襟の大きさや形が他の人とは違うようです。
もしかしたら水上艦乗りの上着を借りたのか、あるいは・・・・
とかで原書の読めない私にとって、これは大変悩ましいことであり、
ただただ想像するばかりでした。
結局、私が想像したのは前述のように士官の制服は、ボタンの数、
条章の位置など、おおよその規定があるのだが細部については
各自がテーラー注文したので違うのではなかろうか・・・・・
でも確信がありませんでしたので、かくなる上は次回、U99さんに
お会いできるときに所有しているドイツ版"Die Kriegsmarine"
を預け、この士官服の部分だけ訳をお願いしようなんて虫の良い
ことを考えておりました。でも今回のU99さんの解説で謎のかなりの部分が解けたので今夜は
安心して酔っ払うことができそうです。(笑)キャメロンチームのビスマルクドキュメントについて
>この鉤十字は実際には消されてなかった。
前部については水中探査船の乗員から「鉤十字のペイントがはっきり
見える」と音声が入り同時にその部分も画面に写されるのですが私の
眼では、はっきり分かりませんでした。
後部については、ものの見事にはっきりと残ってます。過去に出版されたビスマルクものの書籍にはいくつかありますが、
生存者中最高位であり後部射撃指揮所の指揮官でもあった四席砲術
士官のフォン・ミュレンハイム・レッヒベルク元少佐が書かれた
「巨大戦艦ビスマルク」で彼は5月21日ベルゲン近くのフィヨルド
で停泊中に艦の舷側に描かれた例の黒白ストライプの迷彩を消したこと、
その後フッドを撃沈したアイスランド沖海戦後に擬装用煙突を作成した
ことなどなどは記述されてますが鉤十字を消したことや主砲塔天蓋部の
黄色塗装の件は見当たりませんね。そうそう百聞は一見になんとやらと申しますのでこの映像、お会いでき
るときお持ちしますよ。では本日も長くなりましてU99さん、皆さんごきげんよう〜
追伸
一応、発射ボタンを押す前に読み直しはしているのですが晩酌しながらの
書き込みなので何か失礼ありましたらごめんなさい・・・・ -
[584] 軍装について
兆治さん、フリッツさん:
確かに軍装についてもいい和訳本がありませんよね。だから結局高いカネ出して洋書を買わざるを得ない。資料代ってほんとバカにならないですよね。困ったものです。また酒飲み代が減っちまう。
では、兆治さんの解説に補足のつもりでまた長々と書いてみましたのでよろしくです。以下の情報のほとんどは、"Die Kriegsmarine"(R. James Bender Publishing社刊)出典のものです。
まず一応の確認として、略式(通常)軍装という名称についてですが、これはある特定の「軍服の型」を表すものではなく、どういう状況下で着用されるかという「機能的側面」に着目した名称です。従って、例の紺ダブルの上着は、それ自体が略式(通常)軍装ではありません。例えば、これに白のベルト、サーベルなどを加えれば、閲兵用軍装(Paradeanzug)に変身します。そして、それらがないもので、短剣とグレーの手袋をしたものが略式(通常)軍装(Kleiner Dienstanzug)です。ですから、映画の着こなしは略式の略式であって、正式なものではありません。ここでは例のダブルの上着は「リーファージャケット」と呼ぶことにします。
次に、士官とそれに準じる地位の軍属は、制服を自費で調達することが求められました(一部の物品は支給)。しかし、実際には購入時の補助金のほかに衣料手当ても月々受けていたので、完全に自腹を切るということではなかったようです。兆治さんが言われるようにオーダー品には後述のような問題が出てきます。
リーファージャケットについては次の4パターンがあったようです(標記してあるボタン数は片側のみのものですから、全体ではこれの倍数になります。また、「タイプ」はここでの説明の便宜上用いたものであり、実際の名称ではありません)。
タイプ ラペル下ボタン数 飾りボタン数 掛けボタン数
A 1 なし 5
B なし なし 5
C 1 1 4
D なし 1 4
以上から、映画「Uボート」で使用されたのは上記のタイプCであることが分かります。
帝国海軍(Reichsmarine)時代の規定では、5つ掛けが指定されていました(タイプA、B)が、1933年を前にして、1つ(下から数えて第5ボタン)を飾りにして残り4つを掛けるようにデザインが変更され、ラペル自体も延長拡大されました(タイプC、D)。しかし、C、Dが出た後もA、Bは継続使用されました。
ボタンは縦方向に両列が互いに平行になるように配置されましたが、タイプC、Dでは、飾りボタンの位置が平行線より外側(写真を見る限りではこれが圧倒的です)あるいは内側に付けられることも希ではなく、流行や着用者の好みあるいは体格によって設定されたようです。ラペル下のボタンは見えない上、機能的にも意味がなかったので普通は省略されました(タイプD)。この場合、このボタンに対応する反対側ラペルのボタンホールも当然、省略されます(東ドイツ海軍のリーファージャケットはこの流れをくむものでしたね)。
そこで当時の写真を見ると、やはりほとんどの者がタイプC/Dを着用しているようですが、「デーニッツと灰色狼」の付録写真を見ていただくと、ヴォールファールトが騎士十字章を受賞した際(41年6月)に着用していたのは、タイプA/Bだということが分かります(この他の資料ではニコライ・クラウゼンなどもこれを着用していたことが確認できます)。
また、ボタンの縦方向の間隔も着用者によっては違っているものもあったようで、例えばデーニッツのそれはかなり間延びしてみえます。これはどうも身長に対応しているようです。さらに、鷲の国家章の位置も、飾りボタンの位置や左胸ポケット口の位置と比較して定まっていないものが多数あったようであり、この辺はきちんとした規定(鷲の翼の上辺を第5ボタンと水平方向に同一位置にする)があったにもかかわらず必ずしも守られていなかったことが分かります。こうした規格外制服はまれではなかったので何度も規格遵守の通達が発せられましたが、それでも是正されなかったようです(軍装の常)。ところで兆治さん。「ソルジャー・オブ・オレンジ」てどんな映画なんでしょうか?初耳です。
ではまた。 -
[583] 残念!
兆治さん:
ビスマルクのドキュメント、その時間には飲んだくれてました。くそ〜。
色々お聞きしたいことがあるのですが、今回は一つだけお願いします。>この鉤十字は実際には消されてなかった。
これは、「今まで消したと言われていたが、番組の中で乗組員の証言などによって反証された」という意味でしょうか?
それとも、「甲板上にはっきりとハーケンクロイツが見てとれるので、塗られていなかったものと兆治さんが判断した」ということでしょうか?
以上、とりあえずお願いします。うるぶさん:
例のサカナのシールは完成しましたか? -
[582] 訂正
579の下記書き込み一部訂正させてください
〔>お尋ねの件、正直申し上げますと、官給品の制服といえども仕立て屋さんに
>よって、いくつかパターンがあるのだろうと簡単に考え、今まで特に疑問に
>思ってませんでした。〕
士官の略式軍装がすべて官給品かどうか定かではありません。
官給品の支給とあわせて各自で仕立て屋さんにオーダしてる可能性もありますね。 -
[581] 1/32Uボート
初めまして。まつむしといいます
結構長い間ROMしてましたが初めて書き込ませていただきます
ご存知かもしれませんが株式会社ハンディーから全長2m50cmものUボートTYPEVIICが発売されています。
完成品で72万という価格ですがスピードコントロールは勿論、潜望鏡の上下や魚雷の発射まで出来るものすごいキットです。
既出の話題でしたらすみません。
http://homepage1.nifty.com/McCoy/hydyuboatrelease.htm