過去ログ
前部室過去ログ(2002)
前部室過去ログ 2002/01/01 ─ 2002/12/31
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[486] サメのくせにカラフルな奴・・・
こんばんは。
U99様>了解しました。色々ご迷惑をおかけ致します(^^;
いえ、本に載っていた旨のお話をバァロワイヤルの宴でお聞きしたものですから、
カラーイラスト付きのご本か何かをお持ちなのかと勝手に思い込んでおりました。
ご無礼の段は平にご容赦を。おさかなステッカーは、推測で生産を再開したいと
思っておる次第に御座います。ところでさっきDC見てて気づいたんですが、トムセンが壇上からシャンパンを
撒く直前に、おやじが密かに離れて行くのを発見!あれだけの目に遭っても帰港
するだけの冷静さと胆力は伊達じゃないですね。さすがはおやじ。飲んでいても
冷静です(笑)。あと、ヴェルナーが次席士官に紹介されている時、おやじの後
でフラフラしていて、後でワルサーPPK発砲するカレ、何度見ても笑えます。
あの騒ぎの中でも1人挙動不審さが際立ってますよね。 -
[485] 結論
以上から読み取れるのは、Eという例外があるものの、90年代から第9戦隊のサカナの色の「解釈」が「赤」から「青」にシフトしたということです。この背景にはやはり、1987年出版のEmbleme….の影響があり、同書が信頼に足るものとして評価されているからではないでしょうか(それにしても「赤」の出所が不明です。今後も、「いや、実はあれは黄色だった」なんて言い出す人が現れないことを願うばかりです)。
一方、U96についてはJの赤があります。本の裏表紙に赤いサカナを艦橋に付けたUボートの絵画があり、解説で「U96」としています。しかしこれをよく見ると、ブーフハイムが撮った例のU572の写真(初版CDジャケにもなった有名なアレ)に色つけしただけのようです。これに関しては著者のShowell氏にメールで質問を送りました。
あとは映画の「黒」ですよね。でも映画はどうして「黒」なのか?実際にレーマンおやじに聞いたんですかね?撮影現場に顔を出したというくらいですから。天国のおやじ〜、恐山のイタコつれて来るから何とか言ってくれ〜(笑)
おっと、それからこのサカナに関してもう一件。U96と第9戦隊所属のUボートの乗組員が略帽に付けていたサカナバッジは有名ですが、これ以外のグッズとして、タオルのようなものもあったようです。”UBOOTE GEGEN ENGLAND”(Motorbuch Verlag)の138頁にはレーマンおやじがヤギに餌(?)をやっている写真があるのですが、そのヤギの背中にはサカナ柄付きのタオルのようなものがかけてあります。解説には「第9戦隊司令のヴィレンブロック少佐が戦隊マスコットとともに帰投する艦を待つ・・・」となっています。でもここでいう「戦隊マスコット」でヤギのこと?「サカナ」のこと?
PS ゴンロクさん。私、最近ちょっと暴走中ですが、どうかお許しを。 -
[484] 緑
「緑」に関しては、やはり前に上げたサイトの中のサカナです。私は今のところ、これ以外に緑のサカナを見たことはありません。これは、その存在がまだ世に知れ渡っていないためだと思います。ただし、緑はこのサカナのエンブレムを最初に採用したヴィレンブロック大尉にだけ特有のものとすれば、U96を描かない限り、たとえ緑を知っていても登場することはないわけですが。
さて、これまでサカナの色がどのように変遷してきたかは、時系列に次のようにしてみるとわかり安いと思います。その際、特にU96(第7戦隊所属)のそれと第9戦隊のそれを区別することが重要です。カッコの中の年は発売(発刊、公開)年を表しています。第9戦隊が赤とするもの
A.ハセガワのプラモデルキットの箱絵(1976年)
B.U-boat in Action(1977年)
C.U-VII (1977年)
D.The Type VII U-Boat(Conway Maritime press) (1984年)
E.「Uボート」2(デルタ出版)(1997年)第9戦隊が青とするもの
F.Embleme …..(1987年)
G.U-boote(1996年)
H.U-boat War(1998年)
I.大西洋戦争(1998年)U96が赤とするもの
J.U-BOATS UNDER THE SWASTIKA(IAN ALLAN LTD)(1987年)U96が黒とするもの
K.映画「Uボート」(ドイツ公開1981年)
L.U-boote (1996年) -
[483] 青
うるぶさん
あら、悩んでいる方がもう一人。大歓迎です。「サカナお悩み相談室」を立ち上げましょうか(笑)。
いえいえ、こちらこそ教えて欲しいくらいです、ほんと。そもそも、私は実際にそれをこの目で見たわけではないですし(当たり前ですよね)、一口に「青」といっても様々な色調があるでしょうから。というのも、これらは軍の規程によって色(RAL)指定されていたわけではないから、厳密な統一性というものはなかったろうと推測するわけです。(少なくとも複数のUボートが同系列色を採用していたという大前提において)。さらに、塗料というものは海水に洗われたり、日光にさらされることによって変色していきますから、あまり厳密性は追求しないでいいのではないでしょうか。
「青」の出所は、私が前回も上げているEmbleme Wappen M….. です(私が知る限り)。ただこの文献はカラーではないため、色に関しては斜線などで色の指定を行っているだけであり、そのため、このサカナに関して表されているのは「青」を示す水平線だけです。でもそれじゃ答になりませんから、一応の参考を上げますと、「青」に関しては「大西洋戦争」(学研)の表紙や、”U-BOAT WAR”(squadron/signal)の表紙などです(どちらも最近描かれたものでしょうが)。
しかしこれらとて、「絵画」ですから、そこから実物の色を汲み取ることはできないわけですよね。極端な例として、夕日を浴びる海は、たいてい赤やオレンジ系であって「青」では表現しませんよね。要するに画家による「色の解釈」です。さらに、これらが印刷された時の条件も考慮しなければなりません。例えば、うるぶさんのお持ちの「大西洋戦争」の表紙の色と私所有のそれとの「色調」が版によって違うことは往々にしてあることですし。ですから「厳密」には、実物に当たらない限り、「どんな青だったのか」という質問には「分からない」としか言えないと思います。でも「一般的」には、普通に皆が「青」と認識できる色であれば許容範囲ではないでしょうか(極限まで考えた場合、そもそも「色」というものを人間がどのように認識しているかを哲学的、認識論的、大脳生理学的、心理学的に論じると大変なことになるようですし)。 -
[482] 曲名
今日は女房が里帰りしているのをいいことにUボート三昧!(って、いつもだよって?)
ちょっと順序が逆になりますが、まずはマルシュさんへ。
検証というものをより確実にする意味で、原典・情報ソースの妥当性、信憑性を評価するのは極めて重要な作業だと思います。私もそれを常に意識するようにしていますので、今回のマルシュさんのご指摘は全く気になりません。というか、嬉しいくらいです。Uボートに関して、また一つ正しく理解できるわけですから。
この情報、私の知人の元Uボート乗組員から聞いたものです。それが今から15年前。同時、彼が確かにそのように言った「記憶」があります(メモがあるはずなんですがみつかりません)。さらに、「Uボート・ネット」あるいはドイツ語の方の「Uボード」にこの曲を質問した人がいて、他の人がそのように答えていたという「記憶」があります。そして、私はこの時点で「ダブルチェック」ができたものと判断したという「記憶」があります。つまり私の記憶勝負ということになってしまって、説得力に欠けますかね。この点についてはちょっと無責任ですが、マルシュさんにお任せしてもよろしいですか。クボヒロさん
例のエンブレムの本ですが、これの英語版をお持ちですよね?できましたら、U595とU659の説明が何と書いてあるか、そのまま英語でこちらに書き込んで頂けませんでしょうか(アスタリスクマークの部分だけでよろしいです。ドイツ語版ではちょっと解釈に苦しむ記述ですので)。宜しくお願いします。例のサカナの色についての検証の一環です。 -
[481] Uボートの歌
>>U99さん
>> そうですか、単に「Uボート・リート」ですか。そうすると、uboat.netに出ているDas U-boot Lied
>>との区別はどうなるんですかね?興味あります。uboat.netには2曲出ていますが、当方所持の当時の歌集によると最初の方のタイトルはDas U=Boot=Liedです。2曲目の方は知人がオリジナルSP盤を持っていますが、そのレーベル記載のタイトルはU-Boote fahrenとなっています。かように当時の曲のタイトルについては、オリジナル資料を調べないと信用できませんし、当時の資料同士でも食い違っていることが多々あります。
U99さん情報の「Das Lied der grauen Woelfe」というタイトルの情報出所はどちらでしょうか。ソースを疑っているわけではないのですが、興味があります。
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[480] サカナサカナサカナ〜♪
こんばんは。
サカナの色の話題に花が咲いておりますが、いや、実はこんなにも
謎だったとは驚きです。もうみなさんご存知で、知らないのは私だけ
かと思っておりました。U99様>サカナの色で、現在なんとなく判明しているもので、
①黒
②赤
③緑
④青
があるようですが、青ってどんな青でしょうか?水色っぽいのか
濃い青なのか・・・?緑は・・・?
いえ、今度例のステッカー作る時の参考にしたかっただけなんですけど。
もしよろしかったら今度教えてくださいませ♪ -
[479] 悩みは人を大きくする
gonrokuさん:
サカナ君の色について色々とお悩みのようで。同情します。でも、大きくなるために、一緒にもっともっと悩みましょう(笑)。
白黒写真から色そのものを識別するのはほとんど不可能だと思います。それは、ゴンロクさんの言われるように、たとえ同一被写体でも、それが撮影されたときの日光の強さなど、所与の条件が写真ごとに違うからです。しかし、一枚の写真の中だったら、モノクロ写真の場合、少なくとも「色の同一性、非同一性の区別」はできるはずです(もちろん比較可能な条件が満たされれば)。
その条件がみたされていると考えられるU96の写真(グランドパワー「Uボート」1の表紙、37ページなど)を見るとサカナの体の色と口の色が違うということだけは言えるようですね。これは、第9戦隊のU407(グランドパワー「Uボート」2の29ページ。解説では「U404」としていますが、これは誤りです。404はフォン・ビューローの艦で、第9戦隊に所属したことはありません)にも当てはまるようですし。しかし口は何色か?やっぱり「赤」かなぁ?映画じゃグレーみたいですね。>一日中、サカナの色が頭から離れず・・・・
私自身、昔からこの問題が気になっていたので、これを機会に徹底的に調べてやろうかと思っています。そう言えば、うるぶさんがハセガワのUボートの箱絵には赤いサカナが付いていると言われていましたよね。この絵は私が以前に上げた赤いサカナに触れた2つの洋書を参考に描かれていたものと今までずっと思っていましたが、キットの発売時期がその洋書の発売より前だということが分かりました。ということは他に何か参考文献などがあるはずです。この絵を書かれたのは上田毅八郎画伯です。幸いなことにご住所をネット上で公開されているので、先生に便りでも書いてみようかと思っています。それ以外にも既に、例のグリーンのサカナ君の写真を載せているサイトの管理人をはじめとして幾つかのEメールを関係者に発しました。さあ、どこまで真相に近づけるか。おっと、その前に返答がくるか(笑)。マルシュさん:
そうですか、単に「Uボート・リート」ですか。そうすると、uboat.netに出ているDas U-boot Liedとの区別はどうなるんですかね?興味あります。 -
[478] 続き
>以前、東ベルリンを紹介した番組で、戦没者慰霊碑(?)の衛兵が、
>ヘルメットと銃と胸の国家鷲章が無い事以外は全く、あの戦時中の
>ドイツ兵そのものだったのを見て、衝撃(感激に近かった!)を
>受けると同時に、果たしていいんだろうか、と思ったことがあります。
ベルリンにある旧ソビエトの戦勝記念碑のことですね。
ここは先々月行って来ました。
確かに東ドイツ軍の制服、特に陸軍は旧軍を思わせるものがあります
ね。そのときにベルリンの旧国防軍司令部跡を訪れたら連邦軍ルフト
ヴッフェンの制服も色こそ違え、旧軍と類似点ありますよね。
海軍の将官制帽の鍔の部分がよく似ておりましたよ。>品質的に劣るということは、戦争後半の物資窮乏時の材質・製法
>まで踏襲されたのか?であれば旧東ドイツモノもオリジナルに近い
>のでは?などと思ったりもします。でも統一後10年以上経った今、
>東ドイツモノは流通しているのでしょうか?
まだ国内でも時々みますね。
ドイツでも見かけますよ。一部の品を除き、まだそう高くない値段で
入手できるようですよ。 -
[477] こんばんわ。
ウナギさんこんばんわ。
>それで、お知り合いの方の軍装品店ですが
>「コンバットマガジン」に広告は出していますでしょうか?
>差し支えなければ問い合わせ先など教えていただければ幸いです。
その方がコンバットマガシンに広告を出されているかどうかは存じ
ません。でも都内で店も構えている方なので連絡先ご紹介するの
は問題ないと考えるのですが念のため聞いてみますからしばらく
時間ください。
>それともう一つ、旧東ドイツモノですが、やはり品質はいまイチ
>なのでしょうか。
以前、ミリタリーショーで何度か東ドイツ軍改造の紺制帽を手に
取りました。
ご承知のように東ドイツ軍に限らず一般的に官給品は機能優先と
考えられますので格別、品質が悪いわけではないの思うのですが、
それでも正直申し上げると安っぽく感じられました。
他にも私が所有している軍装品コレクションでは東ドイツ海軍
改造の二次戦ドイツ海軍大尉仕様の紺ブレーザ上下も持っており
ます。これは格別安ぽくはありませんが特に上質とは思えません。
残念ながら国内では陸軍に比べドイツ海軍の軍装品コレクターは
少ないらしく、私も集め始めたばかりなので分からないことばかり
です。いえることは官給品の他に士官個人で注文したテーラメードの品物
は仕立てが違う事や上質な素材が用いられている事は陸軍の軍装品
収集家や各種出版物から明らかにされております。
事実、私が所有している二次戦ドイツ海軍士官の実物フロックコート、
これは仕立てもさることながら素材は光沢があり柔らかく素晴らしい
生地を使用しております。
まさかカシミヤではないと思うのですが一般的なウールには思えない
本当良い品物です。(キャメルかも知れません)