過去ログ
前部室過去ログ(2005)
前部室過去ログ 2005/01/01 ─ 2005/12/31
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[1107] アスディク音について
gonrokuさん、丁寧なお返事ありがとうございました。U99さん、返事が遅くなりすみません。この1週間、風邪をこじらせて高熱を発して、臥せっておりました。家人からも大人しく休んでいるようきつく云われておりました。お陰様で、だいぶ体調は快復してまいりました。ただし、まだ海外仕様のチャックはできておりませんので、あしからず。
それから、東京の方では地震があったようですが、関東地方にお住まいのUボートファンの皆様は大丈夫だったでしょうか。遠く異国の地から心配しております。ところで、U99さんのアスディク音についてですが、船団攻撃後に駆逐艦からアスディク音を受けるのは、まず最初の駆逐艦からと、この駆逐艦を捲いた後に援軍の2隻目の駆逐艦から攻撃を受ける場面の二つあります。共に、アスディク音の間隔は真に一定ではないと思います。というのも、かなりドップラー効果を期待してか、駆逐艦が遠い時には間隔は広く、駆逐艦が近付いてスクリュー音も大きくなってくると間隔が短く、まさに頭上を通過する時はかなり短い間隔となってきます。そして、すぐさま爆雷です。当時の駆逐艦でアスディクで探索しながらの速度はいいとこ10ノット程度と思われます。この程度の速度でのドップラー効果はちょっと演出が過ぎていると思います。また、まだ駆逐艦が遠くにいる時のアスディク音ですが、おそらくはうろうろと探している雰囲気を出すためにかなり間隔が不定です。こんな演出過剰なところが、私には違った意味でいい加減に思えたのです。演出過剰はその他、ボルトが飛ぶところ以外にも、駆逐艦が頭上に来てすぐに爆雷が爆発するところもそうだと思います。1941年末期なら、まだ初期の爆雷で、投下後の水中の沈降速度はそんなに速くないはずです。深々度に潜行しているUボートまで届くには、実際にはもう少し時間が掛かったはずです。また映像にあるようにあんなに至近距離で爆発したら、本当ならそれで撃沈となってしまうはずだと思います。
これらの演出過剰な点を責めているのではありません。一般の方々にも分かってもらおうという苦肉の策と理解しております。
ところで、この2隻目の駆逐艦のアスディク音で探知されるところでは、艦長や乗組員の驚愕や動揺、恐怖を暗示する音楽がバックに流れています。もともと一定ではない探知音と相まってU99さんの述べられている現象が生じたのかとも考えております。いかがなものでしょう。
まだ海外仕様のチェックが出来ていませんので、また結果なり考察が出ましたら報告します。以上、経過報告でした。 -
[1106] TVシリーズのタイトル
U99さん
ヴィルヘルム・ツァーン艦長の調査報告、ありがとうございました。
> 彼ほど魚雷に恨みを持った者はいなかったのかもしれません。
なるほどそうでしたか。その後のツァーン艦長のことを調べずに書いてましたが、私が見た、サンケイ出版の「Uボート 海の狼、あの船団を追え」は、見出しが「U56艦長、魚雷不発でノイローゼ」だったので、どうもゴシップっぽいなと思ってましたが、その後前線にも出ていたんですね。
でも、39年10月のネルソンへの攻撃は、ロドニー、フッドとともに10隻の駆逐艦を率いた船団の中への攻撃だったので、精神的ショックは計り知れません。彼の最終的な戦果はわかりませんが、これが成功していれば、間違いなく伝説のエースでしたね。> 光人社NFって、「フランス書院」の隣に置いてある本屋って多くないですか。その前で
> 立ち読みしてるとちょっと恥ずかしい。エヘ。
私は近所の本屋で、フランス書院の隣に『大西洋の脅威U99』を中心とした潜水艦コーナーを勝手に作りました。ガッチャさん:
ご無沙汰です。サイレントハンター3、海軍士官学校モードなんて出来るんですか。
私は3どころか、2さえちゃんと出来てないので、3はまだまだ先かもしれません。
subsim.comで『Das Boot』の乗組員の顔にするMODが出てましたけど、
http://www.subsim.com/subsim_files/patches.html
これを入れたら、どっぷり『Das Boot』の世界ですね。
翻訳も楽しみにしています。シンガポールさん:
オープニングのご確認、そして詳細なレポートありがとうございました。
オープニングはやはりドイツ語でしたか。
ディレクターズ・カットのオープニングはすべて英語になっていると思ったので、ヨーロッパ版のスペシャルエディションがドイツ語というのは、ちょっとオドロキです。
と、それより、艦長の日誌が英語で書かれていたり、アメリカでの劇場公開版と日本のそれとにこれほど違いがあるとは知りませんでした。こんなに何十回も観ているのに(私は日本版しか観てませんが…)、まだまだこの映画は奥が深いですね。
ちなみに、このTVシリーズの6話には、それぞれタイトルが付いていました。
1:Operation Atlantik
2:Auf Suchkurs
3:Der erste Angriff
4:Himmelfahrtskommando
5:Auf Grund
6:In der Heimat
日本で完全版がビデオ発売された時は2本組で一本に3話ずつ収録されていましたが、ドイツでは各巻2話収録で3巻発売だったようです。そのドイツのビデオ版のパッケージに、このタイトルが付いています。映像ではクレジットされていないので、次第に忘れ去られていくのかもしれませんね。
(我々はきっと忘れませんが…。)なすびさん
名将たちの戦場、たまにやっているシリーズですが、最近また放映してたんですね。
しかも「デーニッツ対ホートン」が先週だったとは!!!
前にやってたときに録画してたんですが、最初の5分ぐらいが切れていたので、再放送楽しみにしてたのですが見逃してしまいました。
晩年あたりのデーニッツや、クレッチマー艦長、クレーマー艦長のインタビューが入っている貴重な映像です。
でも、確かに家族にとってあの映像は、朝からじゃキツイかもしれませんね(笑)
半年後ぐらいにまた放映されることを祈りましょう。では、また。gonroku
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[1105] 返電(エニグマ不要)(笑)
U99さん。
いやいやとんでもない。私などただの修行不足の凡人です。
まだまだ達観の境地には至っていません、
いずれにせよともかく、「まずは受け入れる」ことからスタートで、今はそれしかありません。
ジブラルタルの海底で動けなくなった状況をみんな恐怖に怯えながらもその事実を受け入れてこそ、あの奇跡の必死の修復作業が完了したわけですから。あのラストシーン、当然観る人それぞれの主観や人生観によっていろんな解釈のしかたがあるでしょう。
だからそれぞれ意味合いを感じて考えてほしいという思いも作り手の狙いにはあったのかも。
私は関連書籍はまだほとんど読んでおりませんが、貴殿はたまたま読まれた本の評論に共鳴される部分もあったとのこと。その上でご自身なりの想いや考えを抱いていることと推察いたします。
私も機会があったら一度何か読んでみたいと思います。
それでは、失礼いたします -
[1104] U44さんへ返電
U44さん
レスありがとうございます。「受け入れがたいことを受け入れる」。遂に諦観に達しましたね。そういう境地に達した人というのは本当に強いでしょうね。私などはまだまだです(笑)。でも、私も人生のターニングポイントに達して思うところがあります。そもそも、この「ターニングポイント」という言葉の意味を実感できるようになりました。ターニングポイントに達するまでは、スタート地点からどんどん離れていく感覚がありますが、転換点を過ぎると今度はゴールに近寄っていくわけですよね。でも、その「ゴール」とは?つまり「死」です。これが実感できるようになってからは、自分の人生、納得のいくように過ごしたいという思いが益々強くなりました。
今回のU44さんの解釈を読ませて頂いて、物事に対する感じ方というのはやはり人生経験に大きく左右されるのだなぁと改めて思いました。私の場合、まだ修行不足のためか、この映画を死生観にまで関連付けるというところまで達していません。私がこの映画に引き込まれるのは、それが持つカタルシス性かもしれません。辛苦を色々経験すると、自分がこの映画の乗組員たちにいよいよもって、さらに接近・同化していくような気がします。そしてあのラストシーン。あのやるせなさは、乗組員たちに同化するほどに増していきます。しかし、あのシーンを観ることで逆に救われるのです。辛酸を舐めるほどに。
この点が、私が辻邦生氏の論評「Uボートへの鎮魂歌」に感銘を受けた理由であり、氏の論評を高く評価している理由でもあるわけですが、論評とはもとより、その人の主観によるところも大なので、あくまで辻氏の論評の波長が私のそれと一致したに過ぎない面もあることは承知しているつもりです。ただし、私はドイツ人もこの映画にカタルシス性を求めているであろうと確信しておりますし、そうした確信に至った理由については、かなり昔にこちらで述べさせていただいたとおりです。もっとも、彼らのカタルシスは私の日常性のそれとは違い、遥かに重く、戦争中の生死の問題やナチズムに対する戦後ドイツの問題に係わってくるのでしょうが・・・・。
さてさて、私の理屈っぽい話はこれ位にしましょう。最後になりますが、重い内容にもかかわらずレスを下さったU44さんに改めて御礼申し上げます。
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[1103] Uボートマニアは肩身が狭い
皆様、いつもお世話になっております。
昨日の朝、ヒストリーチャンネルをつけたら「名将たちの戦場」が始まり、「デーニッツ対ホーソン」でした。
おぉ!ドイツ海軍だぁと喜びつつ観ておりました。
しかしまもなく家族が起きてきて、ママから「朝から暗いのやめようよ」といわれてしまい、チャンネルを替えられてしまいました。涙です。
軍事マニアを続けるためには、時にはこのような試練にも耐えねばならないのですね・・・・。 -
[1102] U99さんへ打電
>U99さん。
お尋ねの件。あくまで自分なりの解釈ですのでご了承のほどを。
2つあります。
ひとつは、これは今回の私事になぞらえた解釈です。
私がアルバイト待遇で入社した87年頃はその会社は15人程度の零細企業でしたが、みんなで頑張ってヒット商品を作って従業員180人規模にまで成長しました。
しかし最近のダメ経営陣の失態の尻拭いの為に、本当に今までその躍進を支えてきた世代を中心に何の落ち度もない人々が無惨にも切られていきました。
それまでの自分にも反省点はあるかもしれませんが、どんなに死力を尽くして17年がんばってもその先は何があるかわからない、逆に言えば何でもありというのが世の中なんだというごくごく当たり前のこと。無念極まるけどこういうこともあり得るんだことが今回の経験を事実として本当に自分の中で客観的にあのシーンとともに受け入れられることができたというか。
しかし決して努力は無駄だったという悲観的な解釈をしているわけではありません。
手前味噌になりますが、「受け入れる」ことができるとともに、そこから立ち上がって先に進むことが大事だと思うことができる年齢になったという事なのでしょうか。もうひとつは、月並みな言い方になってしまいますが、人は滅する時は滅する。
そんなこと今まで真剣に考えたことはありませんでしたが、何となくこの歳になって何となく「滅する」ということの解釈を新たに感じたというか受け入れ方が変わったというか。
裏を返せば生きるということの大切さ有り難さも大事にしなければ ということです。
「戦争の残酷さ」と言うことを言ってしまえば、またまた月並みになってしまいますが、それは両軍お互い様です。
ラ・ロシェルを空襲したあの連合軍パイロットだって、いずにしろはみな平等にこの世から別れを告げるわけです。もしかしたらそのパイロットは次の出撃でドイツ領内で撃墜されて無惨な最後を遂げたやもしれません。
戦争で必死になって殺し合いをしているけど、戦争の勝者は誰でもない、そう思えてくるのがあのラストシーンでもあります。
考え出すと深くなり過ぎる課題なのでこの辺までにさせていただきたいと思います。
こんな感じが、今の私に語ることができる精一杯の所です。 -
[1101] Re: 古本
“> >なすびさん
> 三省堂のオリオンモデルへ行かれるのなら、神保町交差点からすぐの「文華堂書店」もお勧めですよ。
> ミリタリー関連を取り扱っていますので、掘り出し物があると思います。クボヒロさん、どうもです。情報、ありがとうございます。
たぶん数年前に行ったことがあるような記憶があります。
あのころは今ほどはっきりとドイツ海軍好き!を意識していなかったので、見逃したものが多かったと思います。
また近くに行く機会があれば、立ち寄ろうと思います。 -
[1100] 古本
>なすびさん
三省堂のオリオンモデルへ行かれるのなら、神保町交差点からすぐの「文華堂書店」もお勧めですよ。
ミリタリー関連を取り扱っていますので、掘り出し物があると思います。 -
[1099] 買わなくては!
U99さん、どうもです。
情報、ありがとうございます。『マスター・モデラーズ』は11号の特集を持っていますが、また購入しなくては。ちなみに下記の公式サイトでも確認できました。8月23日発売ですね。その前にモデルアートの『艦船模型スペシャル』も発売予定ですし、8月もUボート、艦船ファンのなすびにとってはいろいろと物入りの月になりそうです。
http://www.geibunsha.co.jp/teiki/yo_master26.html -
[1098] 朝からUボート
なすびさん
「マスター・モデラーズ」次号(8/23号)は「潜水艦祭り」だそうです。で、内容はレベルVII型の内部再現モデルやら伊号やら。この雑誌はよくUボート特集をやってくれるので嬉しいです。レベルのVII型についてはバックナンバー16,17でも特集が組まれておりますので、ご参考まで(既にご存知でしたら失礼)。因みに、16号で紹介されているドッグ入りしたUボート(U552)のジオラマは現在、神保町三省堂ビル8Fの「オリオン・モデルズ」で展示されています。塗装が素晴らしい。>光人社NF文庫の『大西洋の脅威U99』も平積みになってました。
光人社NFって、「フランス書院」の隣に置いてある本屋って多くないですか。その前で立ち読みしてるとちょっと恥ずかしい。エヘ。U44さん
前回書くのを忘れてしまったのですが、U44さんは以前、Das Bootについて「この歳になってあのラストシーンの意味がわかったような気がする」という主旨のことを書かれていましたよね。もしよろしければ、これについて少しお話ししていただけませんか。何か気になります。うるぶさん、toropoさん
デカールについてありがとうございます。そうですか、専用プリンターが必要ですか。でもそれだけのために購入できる余裕もないしなぁ。
>例のお魚君を自作デカールで作り・・・・
考えることは同じですね(笑)。それにしてもこの中国製U571、私は童友社のパクリではないかと思っていたのですが、どうなんでしょう?中身を見たことがないのに勝手な推測をしていますが。ガッチャさん
どうもです。ドイツ語表示(字幕のように)もできるのでしょうか。また色々教えてください。