“マルシュ”様、リンク先も添えていただいての丁寧なご説明、まことにありがとうございました。

…実を言うと今、家にドイツレベル社製1/144スケール『U-Boot VIIC』のプラモデルを2個持っていて、それを使っていわゆる“映画版”と“リアル版”を製作してみようと考えています。

以前、主にUボートやドイツ空軍に関する写真集を出しているドイツのある出版社から、Uボートの艦橋に描かれていたエンブレムのいくつかを集めた特製デカールが発売された事があり、それを手に入れることができたので製作を思い付いたという次第です。

…というのも、そのデカール集の中で(なぜか)U-96だけが“特別扱い”になっていて、“青”、“緑”、“黒”の3バージョンがセットされているというものだったのです。

作るにあたって、何とか“映画版”と“リアル版”の違いを表現したくて、ネットや本などの資料を当たってみたのですが、いくつかの事でどうしても分からなかったことがあったので、こちらのサイトの皆様に質問させていただいたという次第です。

以前にお尋ねしたネットカッターの件と合わせまして、こちらの皆様には大変お世話になり、まことにありがとうございました。

U190の写真を掲載していたサイト内を探索したら、U190と同じく、敗戦時にカナダ海軍に降伏したU889（これも IXC/40型）のページがあり、こちらにアンテナの明瞭な写真がありました。同じアタッチメントにループアンテナとロッドアンテナが取り付けられて、共存しています。

こうしてみると、VIIC型にロッドアンテナを取り付けるとしても、やはり、ループアンテナのところに設置するのでしょう。VIICのループアンテナの設置個所はIXC/40と同じ位置にあり、U96でもブーフハイムの写真集で確認できます。

これから見ても、アウグスト・ヨーハンさんがおたずねになったものは、ロッドアンテナではなく、位置から見て旗竿であろうと言えます。

アウグスト・ヨーハンさんがおっしゃっている写真は、こちらのURLで上から3枚目の縦長のものでしょうか。
http://www.u-historia.com/uhistoria/historia/articulos/sawfish/sawfish.htm

これでしたら、当直の右側に写っているのは旗竿で、左側に写っている２本は、陸上の構造物と思われます。

上から２枚目の横長の写真は、ほぼ同時期に撮影されたものですが（1941年5月22日、第4次哨戒からの帰投と書いてあります）、これは不鮮明で、ややトリミングされていますので、もっとよいのが、下記URLで見られます。
http://s1137.photobucket.com/user/U796/media/U-96-StNazaireauretourdemission.jpg.html

攻撃潜望鏡の前に旗竿が立てられて、ペナントが取り付けられているのがわかります。潜望鏡の右側に見えるのは、岸壁の電柱です（写真の左端に同じものが写っています）。

ロッドアンテナと旗竿が両方、写っている例を探したところ、敗戦時にカナダ海軍に降伏したU190（IXC/40型）の一連の写真がありました。
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/31/Atlanticflagsub.jpg

この写真では攻撃潜望鏡に旗を取り付けています。左手に立っているのが本来の旗竿で、右端がロッドアンテナです。

下記URLには撮影時期が少しずつ異なる写真が掲載されています。これらを比較すると、ロッドアンテナはループアンテナの上にアタッチメントを取り付けて、その上に立てたようです。
http://webberswarships.ca/styled-25/index.html

gonrokuさん、さっそくありがとうございます！
小説版は各個人の実生活や考えが垣間見えていいですよね。

映画のヨハンは確かにクールなエンジニアって感じです。

はじめまして、ちゃぼんといいます。
映画Uボートにハマり、現在小説版を読んでいるのですが1つ疑問がありまして…

小説上巻の325ページ、ヨハンのセリフに出てくるゲルトルートという女性はヨハンの奥さんってことで合ってますか？

「機械と結婚してる」なんて言われてるヨハンですから、結婚してたのか!?と、少々びっくりしてしまいまして。

小説を読まれた方、どうか教えてください。お願いします。