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前部室過去ログ(2008)
前部室過去ログ 2008/01/01 ─ 2008/12/31
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[1622] Re: 革の上下服&シェプケ
> シェプケが撃沈王であったかどうかについて言えば、「そうだ」と答えざるを得ないと思います。
>実際にシェプケに虚言癖があったかどうかは別にしてなるほどなるほど。
一人で妄想して悩んでいましたが、客観的な意見が聞けるとやはり嬉しいもんですね。
そういえば虚言癖といえば、イタリア潜水艦の助っ人達(ボルドー発)は大西洋では個人プレーが多過ぎで戦果も嘘が多かったという事を思い出しました。嘘かどうかは別問題ですが、Albrecht Brandiのダイヤモンド剣付き柏葉騎士十字章にも疑問が湧かざるをえません。
末期とはいえ、あんな戦果だけで…
(陸軍でも戦争末期は騎士十字章が大連発だって聞きましたけど)>クレッチマーの戦果を遙かに超えて。もの凄いスーパーエースが誕生していたのでしょうか(笑)。
昔のMacゲーム「U-Boat II DrumBeat」で、アメリカ沿岸で暴れまくりミルヒクーから何度も何度も補給を繰り返していたら1回の哨戒で33万トンも沈めてしまい、ドイツ十字銀賞を貰ってしまった事があります。
何故か騎士十字章は貰えないのでした(笑) -
[1621] 革の上下服&シェプケ
マイヤーさん
私も遅れて済みません。>黒色のジャケットはWWIIの勃発前に製造中止になったと言うのはドイツ海軍のジャケットの話ですか?
私がここで話題にしているのは、Uボート乗組員が使用した「革製の上下服」のことです。ですから、私が書いた「ジャケット」というのは不正確な表現ですね。「ジャケット」というのは「上着」のことですし、今ここで話題にしているのは革の「上下服」であるわけですから。
この上下服の色についてですが、昔の文献では不正確なことが書かれているものもありました。「機関科用のもの(上着がシングルタイプで、襟がスタンドカラーになっているもの)は油汚れが目立たぬように黒色だった」とか。実際は、機関科用もWWIIではグレーが圧倒的です。では、なぜ黒からグレーになったのかについては、私が知る限り、説得力がある解説がありません。ある文献は「軍艦のグレー色に合わせ、また、『灰色狼』という呼称にふさわしいようにした」などと書いていますが、軍艦の色がグレーだったのはWWI時でも同じだったわけですし。
イタリア海軍の潜水艦乗組員がUボート乗組員と同じ革の上下服を使っていたかどうかについては私も分かりません。私が保有している数少ないイタリア潜水艦に関する写真を見ても、それと断定できるものがありません。そもそも、「SS戦車兵が使ったUボート用革服はイタリア海軍から接収したもの」という説はどこが出所なんだろうと、今更ながら出典が気になり始めました。確かに私もどこかでこの説を読んだ記憶があり、それを信じているわけですが・・・。まげ店長さん
シェプケが撃沈王であったかどうかについて言えば、「そうだ」と答えざるを得ないと思います。Uボートの戦果について最も権威ある研究を行っているのはユルゲン・ローヴァー博士ですが、博士が出版しているAxis Submarine Successes、 1939-1945を見ても、シェプケがそれなりの戦果を上げているのは間違いありません。もっとも、この文献にも事実誤認がいくつかあり、そのため1998年には改訂版が出ました。しかし、改訂版にもまだ誤認があるようです。その一方で、だからといってこの文献の内容すべてを疑ってしまうと、これまでの通説がすべてひっくり返ることにもなります。もちろん、「通説」とされるものが誤認に基づくものである可能性は常にあるわけですが、今のところシェプケがエースであったことを否定する材料はないようだし、騎士十字章についても、シェプケがそれを佩用している写真があるわけですし、「この写真は偽造だ!」と訴えている人もいないわけです。そうであれば、「シェプケはエースであった」とするのが妥当ではないでしょうか(この辺をあまりやりだすと、トンデモ説が飛び出すことになります。「ギュンター・プリーンは実はナチの強制収容所送りになって、そこで死んだ」などという説がいい例でしょう)。
「シェプケの撃沈数は根拠がない」云々は、『大西洋の脅威U99』の188頁の記述ではないでしょうか。この本に書かれているように、実際にシェプケに虚言癖があったかどうかは別にして、上記のローヴァー博士の文献を見る限り、やはりシェプケはエースとして実際の戦果を上げていると言えると思います。それにしても、もしシェプケの主張が全て通っていたら、クレッチマーの戦果を遙かに超えて、もの凄いスーパーエースが誕生していたのでしょうか(笑)。ではまた。
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[1620] Joachim Schepkeの成果って?
既に話題に出ていたならばすいませんが、長年の謎です。
U100のシェプケって本当に撃沈王なのでしょうか?
文献は忘れましたが、シェプケの撃沈数は全く根拠が無いと云われているという記述を見た事が有ります。
私の勘違いかもしれませんが、騎士十字章佩用者の本でもシェプケが載っていないものを見た事があります。
(わざとか、印刷事故か?)
「uboat.net」を見たらそれっぽい事は書いてないですが?
どっちが本当なんでしょう? -
[1619] ドイツ水陸両用牽引車LWS CB35015
Uボートにそんなに関係ないのですが、すいません! 「水」繋がりと云うことでご勘弁を…
「Ubootwaffe Marine Kleinkampfverbande 1939 −1945 」にちょろっと載っていて、
ずっっと前にアーマーモデリングに汚い写真がひょろっと載っているだけの水陸両用牽引車が
プラモになるという事で、2月号のアーマーモデリングに載っています。(プラモ外観写真あり)「私は」この車両については、はっきりした外観も何も知らなかったので、とても嬉しいです。
その、ずっっと前にアーマーモデリングに載っていた時の号数が思い出せません…
捨てちゃったかな?勿体無い事をしました。 -
[1618] バーラムの撃沈映像
ひょんな事から革ジャケットの楽しい話題になっていますね。
私も「ドイツ陸軍戦史 Wehrmacht」とかを見てみましたが、全然詳しい事は書いてなかったです…
今まで、色の違いなど気にしなかったのですが盲点でした。
手持ちの資料でも軍服について触れているのは僅少なので、私には分かりません。
「Torpedo Los!」にも載っていませんでした。
深くて熱いテーマですね!ディスカバリーチャンネルの「Fighting Ship Top10」を観ました。
水上艦は基本的に興味無いのですが、それでもクイーン・エリザベス級バーラムの撃沈映像を観て震えました。
写真は有名でどの本にも載ってますが、動画で観たのは初めてです。
遅れながらもようやく「Das Boot. Auf der Suche nach der Crew der U 96」を入手しました。
ドイツ語なのでペラペラ読めませんが、楽しんでます♪(辞書を引くのは嫌いです)「エニグマ・コード」を読んで血が騒いでしまったので、「The Battle of the Atlantic and Signals Intelligence: U-Boat Tracking Papers, 1941-1947 (Navy Records Society Publications)」を注文してしまいました。
さすがに新品は買えないので、中古を頼みました。
酔った時にカミサンに白状しました(笑)。私は本派(資料コレクション)なのですが、皆さんはプラモ派が多いのでしょうか?
あと考えつくのは映画派とか? -
[1617] Re: Uボートジャケット
遅れました。(またか!)
ヴィットマンの写真はおっしゃるとおりこの写真が有名かと思います。このジャケットがいつごろにイタリア海軍に支給(供与)されたかまではさすがに分かりません。御免なさい。黒色のジャケットはWWIIの勃発前に製造中止になった と言うのはドイツ海軍のジャケットの話ですか?
イタリア海軍でも同様にWW2ではグレーの皮ジャケットしか無かったのですか? -
[1616] Das Boot [from UK] [Import]
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
勇気を出して「Das Boot. Auf der Suche nach der Crew der U 96」を買って到着待ちです。
ところでこの表題、「Das Boot」。
http://www.amazon.co.jp/Das-Boot-U96/dp/B0000074MU/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1200214733&sr=1-1
うーむ、このCDが気になってしょうがないですが、買う勇気が無いのです。
聴いた方がいれば、感想教えて下さい。 -
[1615] Uボートジャケット
皆さん、あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。
まげ店長さん、マイヤーさん、横レス失礼します。
Uボート用の革ジャケットを着たヴィットマンの画像でおそらく一番有名なのは、例えば次のサイトにあるものでしょうか。この写真は色々なところで使われていますよね。
http://www.panzerkampfwagen-tiger-181-e.org/49_Panzer_Aces.htmUボートジャケットを着用した戦車兵はHJ師団にもいたようですが、これは師団編成史からいって当然かもしれません。
私が問題にしたいのは、このジャケットがいつイタリアに供与されたのかという点です。というのは、SSの戦車兵が着ているのは全て黒色のものであり、この色はWWIIでは一般的ではなかったからです。海外の研究者の中には「黒色のジャケットはWWIIの勃発前に製造中止になった」と断言している人もいます。いずれにせよ、WWIのUボートジャケットは黒のみであり、一方、WWII時にはグレー色が一般的で黒が少数派であったことは間違いありません。Das Bootの中で、帰港時にクルーが甲板に整列している場面がありますが、黒のジャケットを着ているのはヨハンともう一人しかいないのは、上記の状況を忠実に再現したものだと思います。
私は、まったく根拠がないものの、WWI以降、潜水艦の保有を禁じられたドイツから余剰となったジャケットがイタリアにもたらされた可能性はないかと考えているのですが、いかがでしょうか。
蛇足ですが、一般的にこの革ジャケットには「Uボート用」などという枕言葉が付きますが、実際は一部の水上艦の人員にも供されたので、厳密に言うと正確なものではないようです。
ではまた。
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[1614] Re: U-boote Crews: Daily Life, 1939-1945
> ヴィットマンがUボート用革ジャケットを着用している写真は、恥ずかしながら知らないのですが
> できれば文献名を挙げて下さいませんか?もしも持ってたら探してみます。
遅くなりました。
昔の記憶なので文献までは分からないのですが、ヴィレルヴォカージュでの戦闘後の写真が有名で結構いろんな本で取り上げられていた記憶があるのでヴィットマン関連の本なら高確率で掲載されていると思います。