Uボート映画
U-196
HIMMEL ÜBER AUSTRALIEN
オーストラリアの海洋観測所を舞台に、海洋調査のために海に潜ったダイバーが、海底で第二次大戦時に沈んだUボートを発見。そのUボートはドイツから日本へボツリヌス菌という毒素を運ぶ途中で沈んだという設定。ボツリヌス菌の流出を防ぐためにダイバーらが奮闘するわけですが、物語は親と子、そして三角四角の男女の恋愛関係とか、自然を守りたい派と石油を掘り出したい派の対立だとかが中心の、前後2巻組。
U-196というタイトルですが、Uボート映画、潜水艦映画としては期待しないでください。念のため。
イルカの背びれにくっ付けたビデオカメラで海底の物体を確認し、潜った途端に潜水艦へ直行。魚雷の穴からスイスイ入っていったり、あっさり「U-196」というプレートが見つかったり、潜水艦の中で格闘したり…「シャドウダイバー 」で深海の沈没船に潜ることの危険さを知ったあとでは「?」がいっぱいですが、あまり突っ込まずに…。
ところでこのUボートの設定について妄想。
実際のU-196はIXD2型で、スマトラ島とジャワ島の間のスンダ海峡あたりで行方不明になっており、このドラマの中では第二次大戦中にドイツから日本へ向かう途中、オーストラリアのコーラル・エッジ沖にに沈んだ、「くそデカイ潜水艦」ということで、設定的にはいい感じ。ドイツ史に詳しい教授が登場し、そのことに触れているので史実にヒントを得て盛り込まれた設定かもしれません。
原題は「Himmel über Australien」で、
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このイメージの違いはなかなか面白いです。
やはり日本市場は「U」を付けたほうが売れるんでしょうか?!