艦内案内図

機関室



Uボートの大多数はディーゼルエンジンと電動機を動力源とし、水中では蓄電池から電力を得た電動機で、水上航行時はディーゼルを使って推進と充電へ動力を供給した。

ディーゼル室

ディーゼルはキールのゲルマニア・ヴェルフト(GW社)か、アウブスブルグーニュールンベルク機械工作所(MAN社)で生産された6気筒4ストロークが2基(別名ヘンゼルとグレーテル又はマックスとモリッツ)搭載され、2つあわせて2,800馬力を出す。ディーゼルの振動がじかに艦体につたわらないよう、床にはゴムを敷きその上から固定していた。その他、発令所から伝達された速力を表示する速力通信機、シリンダー内の温度を表示する筒温度計、ディーゼル吸気管弁開閉ハンドル、通気管弁開閉ハンドル、冷却水ポンプ、潤滑油ポンプ、オイル分離器等が配置されている。

電動機室/後部魚雷発射室

ジーメンズ社、AGE社がそれぞれ同じ規格で設計した二重整流型電動機2基が搭載され、出力は七百五十馬力。クラッチを介してディーゼル主機やプロペラシャフトに連結され、潜航中は蓄電池の電力により推進力を得る。電動機の上には電池管制盤、後方に空気圧縮機、炭酸ガスタンク等が置かれ、後部魚雷発射管一門が設置されている。

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