実録・Uボートツアー

キール ラボー ドイツ海軍記念館とU995博物館

キール ラボー Kiel Laboe

2006.12.15

ミュンヘン・バヴァリアフィルムのU-96見学の後は、一日おいてキールのラボーへ。ドイツへ来たからには、ドイツ鉄道の旅も満喫すべく、ミュンヘンからICEでハンブルクへ約6時間かけて北上しました。



U995のあるキールは、ハンブルク中央駅からICE(超特急)で一時間半ほどかかります。キールからLaboeへは、キール駅前のバス乗り場から100系統「Laboe」行きで40分ぐらい。キールのバス「KVG」のサイトに、バス路線図、そして時刻表があるので便利♪運転手から「Laboe hafen」までの切符(このときは2.5ユーロ)を買い乗り込んだら、終着がラボーなので、あとは運転手に任せてバスの旅を楽しみましょう。
終着のラボーについたら、海岸に沿ってひたすら、ただひたすら歩きます。
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↑この地図でいうところの、オレンジの●あたりがバスの終着駅、赤がU995なので、20分以上は歩きます。ところでこの地図、Laboeにあった案内図なのですが(印は私)、U995が「U999」になってます。潜水艦マークもついてますが、なんだか原潜っぽい。たのむよラボー!

U995博物館 Technisches Museum U995

海岸沿いの「シュトランド通り」なる道をまっすぐひたすら歩くわけですが・・・U995に着くまで、前も後ろも人っこひとりいません。海岸では、パラグライダーで空中遊泳する若者が3~4人いるだけ。外国でまさにひとりぼっち・・・なんだか心細いです。しかも、傘をさすほどではないですが、うっすらと霧雨まで降っていました。
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海岸に展示されたU995です。「博物館」といっても、丸ごとUボートを展示しています。google earthでいつもチェックしていたU995。これを前にして初めて、ドイツに来ているのだと実感しました。
潜水艦の後方に小さな小屋があるので、おじさんから入場券を買います。海軍記念館とUボートのコンビチケットで5.5ユーロでした。
このU995も、ババリアフィルムスタジオのU96と同様に機関室から入り、前部室から抜けるという流れですが、せっかくなのでこちらも前部室からご案内。
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ミュンヘンのUボートに比べると、内部が白くペイントされているせいか照明のせいか、非常に爽やかで明るいです。
で、私がUボートツアーでチェックしたかったのが、↓コレ。
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前部室の入り口の上にあるハッチです。甲板上で魚雷の積込み作業をしている写真はよくみかけますが、中はこんな感じでした。なんか、フェチな写真ですが…。見慣れないものなので感動です。うっかりU96でチェックしてませんでしたが、ついていたんでしょうか…。
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そしてこちらはトイレ。出た!のぞき窓。
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U995の士官室エリアはU96と違いカーテンやら写真もなく生活臭がないです。何か思ったよりも広い…と思いましたが、ドイツ人の成年男子が寝るには狭いんでしょうね。
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U995の立ち入り禁止エリア、聴音室と電信室です。
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そして発令所。相変わらず絶景です。ちなみにこの日、12月は観光客が少ないらしく、U995でも見物人は終始私一人だったので、思う存分独り言を喋ってました。貼り付けられたラベルを声を出して読んでは、艦内を何度も行ったり来たり。なんて幸せなひととき…
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で、こちら操舵席。本物なんですねぇ。
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発令所のハッチから下士官室方面をのぞく。下士官室の先の、ディーゼル室のそのまた先の電動機室の奥の魚雷発射管まで見えてます。走りたいぞ!
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“幽霊”ヨハンの姿が見えてきそうなディーゼル機関。
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最後は、電動機室で艦内ツアーは終了。
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どの角度も、美しいお姿で…。
P1020275U995を脱出すると、そばには高さ85mのドイツ海軍記念館が聳え立っています。
ここの屋上から眺める海岸とU995はさぞ美しいだろうと、一目散に登りました…階段を。85mの建物の階段ですよ。しかもこの建物、中は吹き抜けになっていて、壁沿いの階段を上るわけですが、一部螺旋階段にもなったりするので、高所恐怖症の方はムリです。

P1020279そして辿り着いた屋上からの眺め。パラパラと雨がそぼ降る中、一時間ぐらいはいましたが、誰も上ってきませんでした。気兼ねなくゆっくりとUボートを愛でるならば、観光シーズンを外すのが一番ですね。
帰りはまたあの鬼階段を降りるのか…と思った矢先、機械音とともに若いドイツ人男子と鉢合わせになり、エレベーターの存在に気付いたとさ♪
※この記事は2006年のドイツ潜水艦巡りを2007年に書いて、2011年に掲載しています。

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  1. ミュンヘン – ε304

    […] が長すぎ、全体を写真に収めることができない。船体に穴が開けてあって、中身を見ることができるようになっている。しかし、ドイツのキールにあるUボート博物館のほうが良かった。 […]

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