調査報告書
ハインリッヒ=レーマン・ヴィレンブロック
Heinrich Lehmann-Willenbrock
歴史上でのU96艦長はハインリッヒ=レーマンヴィレン・ブロック大尉(最終は中佐)。通称”レッゲ・レーマン”は第二次大戦中の敵船撃沈トン数8位にランクされているUボート・エースである。
映画の舞台である1941年10月~12月、U96の7回目の哨戒は、この大尉にとってあまりいい時期ではなく、その前後に比べると特にこれといった戦果を上げてないようです。(この哨戒でイギリスのソードフィッシュ爆撃機に攻撃され、散々な目にあったらしい。)
映画の最後の、沈みゆく艦を眺めて血を吐くシーン。ここは原作のままですが、実際の艦長はこの帰港から一週間後、柏葉騎士十字章を授与され、翌年の2~3月の哨戒でさらに戦果をあげ、第9潜戦司令官に任命されて地上勤務となっています。
映画撮影時には、スタジオにも訪れ、5年後の1986年4月、75歳で他界した。
→ドイツ海軍Uボート・エース